PC重い

 昨日シャットダウンする時、更新の二文字が出たから嫌な予感がしたんですよねー。まぁいいか、と思ったら今朝のPCがやたら重くて重くて・・・ああ、もう!!
 昨日は割と快適だったんですよねー。これなら『艦これ』もできるかなぁ、と思っていましたが、今朝の感じでは解らなくなりました。はぁあああー。
 ま、気を取り直して読み終わったもの。

ぶらりぶらこの恋

ぶらりぶらこの恋

 ほんとは『グッモーエビアン』を読みたかったのですけれども、図書館の棚に見当たらず、新潮文庫はとっくに電子書籍化して紙媒体は中古本を探すほかないみたい・・・なので、名古屋が舞台というこの本を借りて見ました。
 ええっと、主人公を愚かな女というのは簡単だけど、しかし彼女の考えている事も解らなくもない。愛し愛される甘美と束縛感。隣で寝ている恋人を見ながら、死を望む。そしたら自分は自由になれるのに。これは家族に対する感情だよねーっと。
 案の定、彼を失った直後の荒れようときたら・・・
 物語の最後に妊娠している事が、さらっと書いてあって、、さてこれは誰の子かと、聞くのも野暮だなぁ。謎のままにしておけばいいのかな? 
 なんか不思議な読後感でした。
銃座のウルナ 6 (ビームコミックス)

銃座のウルナ 6 (ビームコミックス)

 次巻が最後だと言います。酷く残酷な展開です。しかし半ば解っていた事かも知れない。愛した男は自分も殲滅戦に関わった少数民族で、はかり知れない憎悪を胸に秘めていて、同時に同じぐらい主人公を愛している。引き裂かれた男の結末は・・・こうなるだろうと。そして主人公も。
 主人公は英雄として再び祭り上げられます。新兵たち、市民たちの人気は絶大。でも彼女の中は、がらんどうになっているのではないと想像します。
 どんな結末が待っているのだろうか。ドキドキしています。
 そんな感じ?

昨日書きすぎた

 読み終えた本の事です。読み終えストックがなくなっています。おう。昨晩は、艦これイベントE-3を思ったよりもスムーズにクリアできました。乙だけど。特効飛行機を外すと、うぎゃあ!!ってなるぐらい難易度マシマシなんですが、特効飛行機を僅かでも装備すると驚きようなダメージを叩き出す事があります。だから昨夜は何度「ふわっ!?」と呟いた事か。いや、この残り艦船ではボス撃破無理だなぁ、と思っていたけれど、撃破した時なんかにね。「ふわっ!?」
 夜明け前にE-4、E-5が実装されたようです(確認はまだしていない)。また情報収集して来週トライしようと思います。
 今夜は飲み会だし、明日は週末アンリミテッドさんに持ち込むインセインの予習をしないといけないし・・・何か戦闘面がね、シノビガミの混同しているような気がしましてね。ちゃんとしないと惨劇が起こるかも知れませんし・・・つーか、立卓できるかどうかも解らないし。
 現在三冊ほど同時進行で読んでいます。メインは藤原伊周・隆家の評伝です。この兄弟、どうも『枕草子』に描かれている姿しか思い浮かばなくて、プライドが高く軽薄で、周囲と孤立して自滅していく、というイメージなんですが、弟の隆家の方は九州の武士の祖型をつくったという印象はあるのですけれども。
 まだ父親の関白道隆が亡くなって叔父道長と権力争いしているところまでしか読んでいません。ここまででも、大概で、狭い公卿社会(公家社会ではない)でも孤立している様子が解ります。こういう若い人っているよね、自分もそういう面があったかもしれないと振り返ってみる・・・はずい。
 最近は研究が進んで、歴史のメインではなく、少し外れた人の事も解ってきているので、楽しくて仕方ないですよ、はい。
 

重い・・・

 PCが、店のPCが重い・・・ので、店では艦これイベントをやる勇気はないです。攻略途中で画面が固まるとか、いやや。
 そして比較的重い本を読了。

室町時代の将軍家と天皇家

室町時代の将軍家と天皇家

 室町将軍・・・主に足利義詮から義政までの事を語っています。武家の長としての自己の立場を求めた結果が『武家社会の長が武家社会内部における超越性を確保する為に、半ば一体化しつつ公家社会の長の権威を護持・利用する』という事だと著者は結論付けています。
 よっぽど人から突っ込まれたれ、尋ねられたりしたのでしょうね。最終章の一頁に一回は、この一文が入っているという・・・おおう。
 氏としては鎌倉源家将軍と同族。血縁的には北条得宗家と姻戚関係(義詮の母方は北条傍系の赤橋家ですが)。ですが内乱を克服しつつありつつも、軍事的に圧倒した訳ではなかった足利将軍家は秩序を打ち立てるのに北朝天皇家の権威を利用していく事になります。もちろん天皇家ひいては朝廷の公家社会にとっても、武家への徴税権委託により確実に収入を保証してもらうという実益があり(裏を返せば領地の侵食だけれども)、武家が欲しがっている権威、秩序、公家が欲しがっている安定した収入を双方が保証する事で室町時代は安定を産み出していた、事になります。
 だから足利将軍は公家っぽい、というか公家の序列の中では摂関家に準じるけれども、天皇ミウチとして公家社会の秩序から超越もしている、という感じ。
 これが破綻していくのが、武家の側の、権威を得たからといって安定的な支配を得られる訳ではない、という認識から始まったのかも知れません。家督争いが激しさを増した故の応仁の乱、という側面があり、在京していては支配を貫徹できず、在国しなければ地位を保てない。中央の求心力低下が室町秩序の崩壊と言えるようで、義政以前と以後の将軍たちは性格が異なる、ともいいます。
 ああ、なんか色々書きたいけれども書けなかった。
 つまり室町体制と仕組みがまた解ったという事、かな?

お客さんとは連絡取れました

 まぁ一安心ですが、お客さんの元に荷物を出せるかどうか、トラック便が届けてくれるのか、まだ未確認です。北海道地震の復旧は電力供給を中心にまだまだかかりそうですね。

 んで、読み終えたもの。

 続けて画像を置きましたが、はい。面白かったです(オイ
 『人形の国』は何か新たな障害、新たな敵が増え続けている状況ですねー。まぁタイターニアの陣営が何を目論んでいるのか、帝国も何を目指しているのか、まだ解らないので、今後の展開を見守るしかないという・・・ま、次巻が楽しみですけれども。
 『魔法使いの嫁』は学園編開始で、キャラがどっと増えましたね。訳ありな生徒が数人。そして牧師さんは隠蔽していた事が発覚しましたね。こちらも次巻の展開が楽しみですわい。

 正直五年で復活するとは思っていませんでした『星界の戦旗』。臨時とはいえラフィールが皇太女になり、ねんがんのかんたいしれいちょうかんになったー、なのですが、ご本人はやりたい作戦がやらせてもらえず、やっぱり不満顔です。まぁ、それが軍人ってもんですよ。というか組織の一員というか。
 そのラフィールの指揮の下、四か国連合軍の一角を突き崩す事に成功しましたが、これ、また今上陛下、この世からグッバイな展開にならないかなー?軍主力はラフィールが引率して外征中で四か国連合軍の一国を撃破したとは言え、彼らは敵主力ぢゃないしな。
 そういえば作者の方が敵側の視点で物語を描きたい、みたいな事をおっしゃっていたような気がするけれども、第二部がいい機会で、そちらから描くかなーっと期待していたのですが、ラフィールラブ勢力にはかなわなかったようで、番外編とかで展開されるのかな?そうだといいなぁ・・・

 次の巻はなるべく早く発刊されるといいですねー。
 

事情が判明してくる

 北海道の地震において、なかなか電力が復旧しないのは、他の電力会社との相互支援体制が、本州に比べると脆弱な部分がある為で・・・考えてみれば北海道は日本列島最大の『離島』なのであり、他の地域とは異なった事情が分かってきます。一刻も早い復旧、復興を願っております・・・お客さん一件と連絡が取れていないし・・・
 土曜日は『おしゃべりクラブ』さんでネクロニカというTRPGをやってきました。つーか、ネクロニカオンリーコンだったのですが。
 内容のグロさで大丈夫か、と思っていたのですが、このシステム結構女性に人気がありまして、なんでなんだろう??と疑問だったのですよ。解りました。最終決戦前までに、動く死体として復活した少女たちの精神は非常に不安定であり、まぁ初期のままだと二ラウンド目に発狂しちゃうぐらいなんですよ。発狂してしまうと具体的にどんなペナルティになるのかは、解らなかったのですが、きっとバーサーク状態になって知的な戦術とか取れなくなり、付近の敵味方区別なく殴る事になりそうですが、これを防ぐために互いに対話・・・お喋りをして精神の安定を、つまり発狂までの残機を増やす事が重要なんですね。それがね、いちゃこらになるというか、まぁ『憎悪』という項目もありますが、関係性を構築していく事がメインになっていくのですよ。
 あ、これだな、と。
 ちょっと土曜日の卓は、慣れていない人が半分(自分も含む)で、慣れていない奴が主導権を握ったというか何というか、対話判定に結構失敗しまして、NM(GMの事)が青ざめるぐらい狂気が減っておらず、あ、そういう事なのかー、と後から理解したという・・・すまぬ。
 まぁ、いい具合に攻守がかみ合ったので二ラウンドで、発狂する前に片が付き、結果的に、ほんわかハッピーエンドだったのですがね。
 なるほどねー。ようやく理解しましたよ、はい。
 あ、『星界の戦旗』の感想は明日に回します。日曜日は、インセインシナリオの読み込みとルール確認、艦これイベントのE-1クリアで時間を費やしましたけれども読了しております。はい。

北海道の地震

 昨日聞いた限りでは、まぁ事情が良く解らなかったのですけれども、時間の経過とともに大変な事になっているのが判明しております。全道停電とか、ふわぁ!?ですよ。
 ちょうどお客さんの北斗市の事業所から注文を貰っていましてね。今日あたり連絡を取ってみたいと思います。まぁいろいろあるぢゃないですか、色々・・・
 そんな感じで色々あったので読み終わったものはないです。んまぁ、読んでいるものが分厚過ぎて、読み切れていないのですがネ。『星界の戦旗』の最新刊は自宅で読んでいますが、昨夜は町内の飲み会だったのでね、少ししか読み進めていませんし。
 明日は、『おしゃべりクラブ』さんに参加するのですが、ネクロニカなんですよ。おさわり程度には何年も前に遊んだ事があるのですが、なんかね、王道ネクロニカは遊んだこと・・・あるのかな?つまり明日は期待している、という事であります。
 んでも今日も飲み会なんだよね。うーむ・・・まぁ、ほどほどにしないとねぇ。 あれ・・・そんなに分量がないなぁ。何を書こうか・・・
 あ、今読んでいる本は『室町時代の将軍家と天皇家』という奴でしてね、足利直義から足利義政までの足利家と天皇家の関係を研究したものでしてね。義満期以降は足利将軍は准后扱いから准摂関家扱いに、五摂家並みの待遇を獲得していくのですが、その前代、足利義詮の時代から、源家将軍〜北条得宗家に繋がる系譜を意識しているようです。直接の血縁でいえば北条庶家の赤橋家が母方なのですけれども、公式には得宗家の菩提を弔い法事を行い、政治的にそれに連なるものとしているのですよ。
 面白いですね。あ、いい感じに埋まった。来週月曜日には感想文書けるのかね?

『王とサーカス』

 文庫化されるまでずっと待っていた一冊でした。

 ある意味、大刀洗万智という主人公がジャーナリストとしての自分を定義あるいは決意した事件、というべきでしょうか。米澤穂信さんの作品は自分にとってはほろ苦さ、苦味を感じる作品ばかりで、それが好きでしょうがないのでほぼ全作品に目を通しています。冊子化されていないものは読んでいないので。
 この物語はネパール王族が王宮内で皇太子に惨殺されるという衝撃的な事件から始まります。主人公はフリーになったばかりで月刊誌の旅情報の記事を書くためにカトマンズにやってきて、国家を揺るがす事件に遭遇します。一般旅行者として。そしてその情報を得る為に接触した人物が・・・という展開。
 推理ものですから、あっと言わせる展開になっていきますが、犯人のだいたいの見当はつきます。しかし実はその先が米澤さん的な展開で、今思うと映画『ホテル・ルワンダ』だったか何だったの一シーン、あるいはセリフに繋がるものがあります。と言いながら、自分は覚悟が定まらなくて『ホテル・ルワンダ』を見ていないのですが(オイ
 なので又聞きなのですが、『ホテル・ルワンダ』はルワンダの内戦の一コマを描いている訳ですが、虐殺が起こり、それがメディアで報道されてルワンダの人々はこういうのです。「これで世界は助けてくれる」「注目してくれる」
 だがそんな事はないのです。その報道を見た人々は「悲惨だ」「恐ろしい」「許せない」というだけで一過性で終わるのです。アクションを起こすのは、それによって政治的、経済的、もしかしたら軍事的に利益を得る政治家や組織であって、彼らはルワンダ内戦に対する感情を棚上げして、自分たちの利益の為に行動する訳です。
 そこにメディアの「正義の為」とか「真実を知らせる為」なんて建前は薄っぺらく聞こえる訳で、その結果もたらされるものは当人たちにとって利益になる場合も不利益になる場合もある訳です。もしかしたら他国の介入により、もっと悲惨な展開になるかも知れない。
 そんな事を小説の中に込めていく米澤さんの感覚、感性が凄く好きなんですよね。
 題名の『王とサーカス』。おそらくどちらも公開性のある娯楽、『見世物』であるという含意があるのではないでしょうか?
 次回作も楽しみです。