重い・・・
PCが、店のPCが重い・・・ので、店では艦これイベントをやる勇気はないです。攻略途中で画面が固まるとか、いやや。
そして比較的重い本を読了。
- 作者: 石原比伊呂
- 出版社/メーカー: 勉誠出版
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: 単行本
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よっぽど人から突っ込まれたれ、尋ねられたりしたのでしょうね。最終章の一頁に一回は、この一文が入っているという・・・おおう。
氏としては鎌倉源家将軍と同族。血縁的には北条得宗家と姻戚関係(義詮の母方は北条傍系の赤橋家ですが)。ですが内乱を克服しつつありつつも、軍事的に圧倒した訳ではなかった足利将軍家は秩序を打ち立てるのに北朝天皇家の権威を利用していく事になります。もちろん天皇家ひいては朝廷の公家社会にとっても、武家への徴税権委託により確実に収入を保証してもらうという実益があり(裏を返せば領地の侵食だけれども)、武家が欲しがっている権威、秩序、公家が欲しがっている安定した収入を双方が保証する事で室町時代は安定を産み出していた、事になります。
だから足利将軍は公家っぽい、というか公家の序列の中では摂関家に準じるけれども、天皇のミウチとして公家社会の秩序から超越もしている、という感じ。
これが破綻していくのが、武家の側の、権威を得たからといって安定的な支配を得られる訳ではない、という認識から始まったのかも知れません。家督争いが激しさを増した故の応仁の乱、という側面があり、在京していては支配を貫徹できず、在国しなければ地位を保てない。中央の求心力低下が室町秩序の崩壊と言えるようで、義政以前と以後の将軍たちは性格が異なる、ともいいます。
ああ、なんか色々書きたいけれども書けなかった。
つまり室町体制と仕組みがまた解ったという事、かな?