急遽の飲み

 昨夜は突然父親が飲みに行ったので、習い性で自宅で白葡萄酒一本を空けました。ただ自分でパスタソースをこさえる材料を何も整えていなかったので、レトルトのカレーとショートパスタを和えたのですが・・・・量が圧倒的に足りない!!自分でこさえた方が、圧倒的ボリューミーにつくれるものですよ。当たり前ですがな。
 あと、ケンタッ〇ーの新商品は、だいたいハズレですね、自分的には(オイ
 解っていてもついつい買って、食べてから後悔するパティーン・・・ううう。
 一本空けながら昨夜見たのは、八月にNHKが放映していた米澤穂信さんの小説をドラマ化した『満願』。なんだろう。小説で読んだ時の苦味をあまり感じませんでした。酒のせいか?もしくは演出、脚本家の方がいい人で丸くなったのか?他の二つはちょっと毒がキツイかな?と思って録画しなかったのですが、観ても良かったかも。マルイドになっていたかな? 
 その後録画していた春風亭一之輔という落語家さんの映像を見ました。若手(といっても四十代ですが、真打としては若手)の落語家さんの語り口はやはり力があり、噺家さんの全盛って四十代前後なのかなぁ。まぁこの人、二十一人抜きで真打になったという実力者だし。将来の『名人』を見ているのかも知れない。
 最近思ったのは『名人』と呼ばれる前の噺家さんの話を聞くべきだ、と。そちらの方がやっぱり面白いのですよ。名人は上手いけれどいかんせん、やはり『力』の衰えを感じるのです。当たり前です。体力が衰えているのだから、話芸におけるコントロールが衰えてきます。これは声優さんの芝居で悟りました。故永井一郎さんの声、五十代と晩年の八十代では、声のコントロール能力が段違いですもん。
 あ、後はこれを書きたかったんです。

風光る (42) (フラワーコミックス)

風光る (42) (フラワーコミックス)

 このマンガ、最新刊が四十二巻なんですよ。もう本棚に収まらないから完結したら処分するつもりだったのですが、この四十二巻の巻末にね、大夫結いを研究されていた髪結いさんが亡くなった事が描かれていて、その人がね、作者の渡辺さんを褒める訳ですよ。教えたとおりに描いている。この人は、本当に勉強している人だから何でも教えたらなかん、と。
 つまり、大夫髪結いのデザインが解る資料本にもなりうる漫画という訳で、そんなん知ったら、処分できんやないかー!!ほ、本棚を調達しないといかんのか!?