あ、読みやすい
これの事です。
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/05/02
- メディア: 単行本
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個人的に、押井守という人は、他人の作品をご自分の解釈で再構築する人で、まぁそれがクリエーターというものなのでしょうが、だいたい原作ファンなアタクシとしては、それならオリジナルを発表してくれないかな、思う訳です。人それぞれの創作事情というものがあるのでしょうが。
手ごろに借りる本がなくて、あ、こういうのもあったな、読むか。と思って読んでみました。
SFっぽくて、ミリタリー色があるけど本職じゃない。そんな世界観ってよくね?記述の大半は銃器の事だったり、その世界に対する批判とか、不満とかだったり・・・立ち食いソバ屋で無銭飲食を試みるような、親父は出てこないのなーっとか、思ったり、耐えきれなくなったのか高級中華料理の店でギャグシーンが炸裂したり・・・面白くて一気に読めました。自分はね。
続編を語れそうな終わり方ですが、このままで終わってもいいと思います。ま、なんやかんや言うて十年前の作品ですけれどもね。
ここまでバーチャルでリアルと五体がリンクするゲームぢゃないけれども、世界中のゲームプレイヤーとバトルロワイヤルやっちゃうゲームが流行っている最近なら、また違った切り口で、この作品が描けるのではないかと思ったり。
押井さんのオリジナル、面白いですよ。二十年ぐらい前の『人狼』よりも一般向けって感じでした。
でも押井ファンはそういうの、求めていないんだろうなぁ・・・うーむ・・・