読み終えたもの

 昨夜Y氏と飲んでいて、ダークソウルTRPGの事を話していたら、原作ゲームもダンジョンハックは時間とともにきつくなるので、手早くボスだけ、ぶち殺してしまい、その後、ゆっくりダンジョン探索をしてお宝をあさるという原作の鉄則?基本プレイ?を教えてもらいました。
 そ、れ、だ!!ダークソウルTRPGはダンジョンをすみずみまで探索した後にボスにいったら自殺行為なんだ。どれだけ単距離でボスを探し出し倒すゲームなんだー!!と思った次第。
 次回に生かそう。
 さて読み終えたもの。

 ちょっと数合わせっぽく購入したのですが・・・ええ、大変楽しかったし、マリー・アントワネットに感情移入しまくりです。読み終わった後は、やっぱり『革命』ってく〇だわ、とか思ったりしたり。
 他にはSNSとかツイッター言語を多用しての、マリー・アントワネットの日記という体裁をとっているので、単語の意味とか注付きで説明されていて、大変興味深かったです。ま、半分ぐらいはオタク言葉だったから解ったけど(え
 エモい、という言葉の意味が良く解らなかったけど、この本では感傷的になっちゃう、感情移入しちゃう行為、言葉、みたいな?説明だったかな。
 まぁ感情移入しちゃったからアレなんですけれども、マリー・アントワネットがおバカで、お道化で、可愛いのですよ。自分を貫いてディスられ嫌われ王妃になってしまうとかね。ネットで炎上する一つのパティーンかも知れませぬ。
 面白かった。でも吉川トリコさんの小説で読みたいのは『グッモーエビアン』なんですが、紙媒体では絶版ぽい。くそー・・・中古を当たるか・・・
ハプスブルク帝国 (講談社現代新書)

ハプスブルク帝国 (講談社現代新書)

 マリー・アントワネット(マリア・アントニア)の出身家です。別にだから合わせて読んだとかぢゃないです。別です。はい。
 知っていたつもりでしたが時間の経過とともに研究は進んでいて、事実上の始祖といってもいいルードルフは貧乏伯爵ではなくて、シュタウフェン朝家臣の有力者で南ドイツからスイスにかけて勢力を張っていて、かなりの実力者。
 絶対王政というものはごく一部の(たぶんフランスぐらい)国のみに言える事で、だいたいの国は有力等族(大貴族とか)を中心にした諮問機関を持っていて合議で王政を運営していたこと。
 『老大国』『黄昏の国』と揶揄され滅亡必至の病人と理解されていたオーストリア・ハンガリー帝国は、実は多民族国家としては有効に機能していて、アカンかったのは軍事部門ぐらいだった、とか。あと考えてみればイギリスもイングランドスコットランドウェールズ北アイルランド多民族国家なんですよね。スペインもカスティーリャ、カタロニア、バレンシアナバラ独立運動の火種は現在でも絶えません。それらの国は崩壊しなかっただけで現在も続いています。一人ハプスブルグ君主国だけが多民族国家だった訳ではないのですよ。
 もしも連邦帝国制みたいな国制を確立して機能していたら、今でも中東欧の大国として存在していたかも。それがハフスブルグ家統合の国でした、というお話。
 面白いですよね。