SF三昧

 このタイトルは初めてかも知れません。金曜日の夜に録画していたコレを見ました。

 原作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』も前作『ブレードランナー』も読んだし、観ました。あんまりピン、とこなかったんですよね。でも今回の2049は切なかったなぁ。これが加齢による心境の変化という奴ですかね。
 見ていない人は見てください。無茶苦茶切ない話ですから。これ以上は何も言えませんわ。wikiにはネタばれしているけれども、読みまず見てくださいね。はい。
星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)

星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)

 群像劇ですね。自分たちの直接の先祖である地球から、対異星人前線を構築する為に数千年前に播種船で移民してきた人類。彼らは長い年月をかけて二十光年範囲の星系に勢力圏を広げていました。もう異星人が攻めてくるとか伝説だよねー、とか言いながら、一応そういう組織をつくって。
 そしたら正体不明の存在がいつの間にか星系外縁に現れて、行方不明の宇宙船はどうやら彼らに拿捕されていたらしく、そして戦闘が・・・
 物語の筋は不幸な異星人コンタクトとともに対応する人類側の主星系と植民星系の軋轢、植民星系が開発独裁である為の階層軋轢などが語られます。そして物語の中心に存在するのが、兵站の問題・・・これって今までの手法では受けないよね?どうなんでしょうね、マニアの間では兵站の重要性は語られているけれども、マスコミとかは、まったくそんな事、考えて(意識して)いなさそうだし。
 この作品がヒットしたら認識とか変わるのかなぁ・・・ヒットするのかしら?マニア受けはするけど、オタク受けはしないよなぁ。びしようじよとか出てこないし(だから自分は好感が持てるのですがね)
 AADDシリーズのように打ち切りみたいにならなきゃいいけどなぁ。十月に次巻が出るそうです。楽しみです。