予定がないと自堕落に過ごす

 はい。この金土日はそんな感じでした。金曜日の夜は三時間ドラマみながら白葡萄酒を一本空け、土曜日の夜は一時間ドラマ三話完結を録画しておいたものを連続して見ながら、やっぱり白葡萄酒を一本空け、さすがに日曜日は自重しましたが、ええっと、建設的な事は何一つやっていません。読書か、ゲームか、昼寝か・・・あ、深淵オンリーコンのシナリオをとりあえず完成させた・・・みたいな?
という訳で読書分ぐらいは日記に書いてもいいよね、と。

 十六世紀後半の地中海世界は食糧危機の時代だったそうで、その食糧争奪戦とからめてレヴァントの海戦とか、当時のオスマン朝の攻勢とか考えると、食料を密輸しようとするヨーロッパ側と、それを阻止しようとするオスマン朝の、もう一つの攻防が背後にあったのだなぁ、とか思ったり。
 輸送能力の限界から、そして人口が集中し始めたイスタンブルの食を賄う事を第一義にしていたせいか、オスマン朝はルメリ(現代のブルガリアギリシア)と対岸のアナトリア沿岸から食料を運ぶことが多かったようです。
 それは必ずしも当時の穀物輸出地域ではない、というところが輸送コストの限界みたいなところを如実に表している感じ。イスタンブルへの安定した食料供給を目指すなら、高値で穀物を市場に卸す訳にはいかないからで、その為、法外な値段でヨーロッパへ密輸しようとするオスマンの役人や商人たちも絶えない、という。
 ヨーロッパの食料危機解消の為の密輸とは言え、彼らも金儲けのチャンスとしてやっている側面があり(ヴェネツィアはそうでもないかも知れないけれど)、そういう事実が、今後の世界的な食糧危機対策の参考になる・・・のかな?
 なんか、ハーレムものっぽくなったみたい。でもなんか、背後で人類世界に対する危機が潜行しているみたいな感じ。最近宇宙SFを読むと、あ、この辺エクリプス・フェイズっぽくね?とか探している自分がいて、アレですね。まぁ、何か読んでいると惑星規模の危機なのに、あんまり切迫感を感じないのは何故だろうと感じてしまう・・・うーむ・・・ 今回はメインストーリーから離れた番外編ぽいエピソードで構成されていましたね。んでもディアの過去みたいなところに絡んでいたみたいな?
 そして、はい、続編をドンドン読みたいです。早く半年経過しないかしらんと思うのであります。がんがれー。