ごしゅうねん

 艦これの五周年任務をこなす事しか、昨日は覚えていないです。いや、そんな事はないけど。なんかね、注文受けた事柄が順調に解消されないので、モヤモヤが溜まるのですよ。生産側のトラブルが昨年秋冬から続いておりまして、ある意味タイトロープな業界なので、状況が改善される見通しは、ないみたいです。聞いていない。
 まぁ、そんなのはいいや(いいのか?
 さて、鎌倉幕府の話・・・なんか一週間ぶりぐらいですね。鎌倉幕府が人々にダメ出しされた理由が、こうなんぢゃないかなーって書いたのが前回でしたが、そう思う理由がですね、倒幕後の混乱、つまり内乱期を終息させた室町幕府体制を見るとみえてくるかなーっと思うのですよ。曲がりなりにも人々の不満が、ひとまず収まった、納める事ができた、という事ですから。
 んで、簡単な事ですが、鎌倉幕府は物凄く真剣に訴訟に取り組み、時間をかけすぎ、そして金と時間を費やした訴訟人たちから落胆、失望を買うという負のスパイラルに入ってしまったのですが、建武政権室町幕府も初期は同じような手法を取っていました。しかし・・・問題が解決された訳ではない。むしろ戦乱の論功行賞が滞り混乱はいや増すばかり。そこで人々は建武政権を見限り、室町幕府になると執事高氏が活躍するとそれに期待し、しかし応えられないと見ると見限り、そして受け皿となるべき足利直義派も解決策を見出せないと足利尊氏が前に出て・・・という展開に。最終的に足利尊氏、義詮父子によって混乱が終息する訳ですが、彼らがやった事は、乱暴ですがこれだけ。「とりあえず戦功を主張した者の言い分を認める」でした。戦時の混乱で資料は失われるし、対立している相手が死亡、失踪している場合もあります。ならば実効支配している者を認めてしまえ、という。
 意外にこれが効果がありまして、確かに公平に扱っていませんが、現実にその土地を支配している者の権利を認めてしまえば、とりあえず争いは起こりません。起こったとしても敗者側は財力も衰えていますから自力救済もできません。もちろんこれが「正義か?」と言われれば違いますが、室町幕府の目的は、とにもかくにも戦乱を終息させる事でした。一番早いのは誰が正しいか、ではなく、誰が勝者かと認める事でした。
 つまり公正でも時間のかかる鎌倉幕府の訴訟体制が忌避され、乱暴でも即決の室町幕府体制が支持されたから、こういう事が起きたのではないか、という説がある。そんな感じですね。
 ま、書いてしまえば簡単な事ですが、そんなんあり?とも思いますよね。でも、実際に裁判に関わるとね、驚くほど時間と金を費やされるのですよ。これはたまらんわなぁ・・・だから即決を人々が受け入れた事を想像できるう訳です。ま、想像に過ぎないのですがね。