飲み過ぎである

 いつもの事ですが、金土日と毎晩飲みました。妹迎撃の為には仕方ない。ま、土曜日の晩は妹とは関係なかったのですが。
 土曜日は幻想TRPGさんで深淵第二版のシナリオを立てさせていただきました。参加していただいたPLさんがいい子ちゃんばっかりだったから、大団円ラストでしたよ・・・え?不満なんてないですよ?ええ、不満なんて・・・不満なんて・・・はい。
 日曜日は名古屋コミティアに参加。開始前にサークル参加で運営をディスっている人の声を聴きましたが・・・なんでディスるのに参加するのか、良く解らんな。
 んで、読み終わったもの。

 出雲というと古代、という感じなんですが、いや、自分は中世の事を読むのが多いので、別にそんなイメージがなかったのですが(は?
 さて出雲の中世期の特徴はですね、中央と地元勢力の二重構造の支配がされている、って感じです。杵築大社(現出雲大社)という大社の再建問題が数十年に一度持ち上がり、地域勢力の財力だけでは賄えず、中央を通して他地域からの支援を受けて行っている、という印象。
 そして日本海交易の東西の結節点という側面が、この地を発展させ、また戦国期に尼子氏という勢力を山陰から中国地方に拡大させたと思います。
 しかしこの尼子氏も二重構造を解消する事が最後まで不完全であり、自らの地盤である出雲東部では支配を貫徹しますが、それ以外の地域では地元勢力の支持を得られなければ勢力を維持できませんでした。そして経済的権益が絶大な石見銀山の失陥と消極性が戦国大名としての尼子氏の存在意義を喪失させ、滅亡していったと。
 よくも悪くも杵築大社の存在が現在に至るまで出雲の中心に居座っている。そんな気がしましたね。