毎年のように

 毎期毎期、全商品ではなく、一部の商品を小刻みに値上げしてくるメーカーさんがあるのです。価格を抑え込む為にギリギリ利益でやってますよ、と言いたいのでしょうし、またデザイン的にもここ十数年売れ筋のメーカーさんですから、まぁ、まぁまぁ・・・と思いたいけど、やっぱり・・・面倒くさい。ひと昔前なら、仕方ない、うちが飲むか。となるのですけれども。今は利幅低いからね。どうしてもお願いせざる得ない。そしてお客さんにも、『このメーカーは、こーゆーとこだから』と思ってもらうしかないです。はい。
 さて、昨日読み終えたもの。

 ファンタジー界やホラー界のビックネーム、ドラキュラさんのモデルとされるワラキア公ヴラド三世の生涯の漫画です。初っ端から大貴族たちに食い物にされている国内をどうするのか?その権謀術数、陰謀劇の連続で始まっております。
 この方の研究書って、歴史関係ではあんまり読んだことがなく、wikiでもそれほど詳しくはないです。やはり相手を威圧した『串刺し』行為が目を引いちゃったのか、それに関すること以外は弱い。
 なので結末は知っているけれども途中の展開は良く知らないので、ワクワクしています。成功者の物語だと致し方ないって、どんな酷い行為も正当化される傾向があるぢゃないですが。しかし彼は結局三度目の公位復帰後に戦死してしまいます。ワラキアはその後長くオスマンハンガリー、あるいはオーストリアやロシアといった周辺大国の思惑に従属させられ、占領され、を繰り返します。
 つまりいわゆる敗北者として記憶されている人物は、その人の行為を正当化される事はあんまりないですよね。だから善悪の彼岸に立って表現されるのではないか、と期待しているのです。
 完結まで行って欲しいなぁ。