意外に面白かった

 昨日、半ば録画データ圧縮の為に見た映画が、なかなか良かったのです。

 監督が故デイヴィット・ボウイさんの息子さんだそうですが、近未来、ヘリウム3を採取する月の裏側の基地に単身赴任している男性の物語なんですけれども・・・あ、時折その男性が見る正体不明の女性の事は明かされていなかったナ。
 相棒は基地を保守管理するAIのみ。三年契約の単身赴任なのですが、この手の物語にありがちなのは、管理AIは杓子定規で融通が利かないと相場が決まっているのですけれども、この映画に登場するAIは、そこはかとなく人間味があり、主人公の男性を保守する観点から、結構協力的なんですよね。男性の情緒を安定させる為に、本来は許されないけれども、いいよ、というシーンがチラホラ。
 だいたいこういう話は絶望的なラストになりがちなのですが・・・そうでもなく、ヘリウム採取企業が韓国系である事を匂わせる演出があったりして流行に乗っているナ、とか思ったり、だいたい十年前の作品ですけれども、面白い映画でした。その前は日本語表記が踊っていましたからね。たぶん次は中国語簡体字表記が頻繁に見られるようになるのでは?と思ったりね。
 機会があったら見る事をお勧めします。だから肝心なところは書かなかったなり。
 そして読み終わったもの。 最終巻です。んで読み終わって、高橋留美子さんって、ソツがないよなーっと。恐らくこの形の最終回にする事を、だいぶ早い時期から決定していたのではないかと思います。考えてみれば一巻全部を費やして最終エピソードって、うる星やつらでもやっていたなぁ。・・・らんま1/2は覚えていませんが。
 何はともあれ、お疲れさまでした。
ディザインズ(3) (アフタヌーンKC)

ディザインズ(3) (アフタヌーンKC)

 今、最も続刊が出る事を楽しみにしている作品の一つですが、何故かというと話の展開が自分の予想の斜め上に行っているからで、すごくスリリングなんですよね。『カエル』も可愛いし・・・人型されたカエルなんですけれども、ちゃんと可愛いんですよね。そして人間とは異質な『蛙』らしい雰囲気がある。
 続きが読みたくて溜まらないですよ。