なかなか耐え難い
2009年版TVアニメ『鋼の錬金術師』、ようやく三分の二まで見終えたのですが、なんというか、少年漫画を見たり読んだりするのが辛くなってきたかなぁ・・・。主人公に感情移入できない。ごちゃごちゃ苦悩したり、怒りに絶叫したりする前に動けよ、とか思うと、ああ、心が薄汚れているなぁ自分。やっぱり純真な心が残っていないと少年漫画は楽しめないのかもネ。なーんて思ったりね。
そんな薄汚れちまった人間が喜んで読み終えたもの。
- 作者: 速水螺旋人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/21
- メディア: コミック
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杓子定規ではなく、少し丸くなったみたいです。
他は相変わらず明日はどっちだ?(笑)みたいな戦場悲喜劇がつづられています。なんか、安心するなぁ。
Under the Rose (10) 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)
- 作者: 船戸明里
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/12/21
- メディア: コミック
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ここにきて一巻の伏線まで回収されてきましたよ。完全にじゃないけれど。ある意味、全ての元凶は未熟で高慢で世間知らずで、常に世界に不満を持ち続けているアンナにあったということ。全てを悪意あるものと解釈し、敵意を持ち、都合の良い愛を求めて裏切られた気になっている。そして精神の破綻が著しくなり・・・って、とこで終わっていますね。画面から見る限り、彼女は人を殺し、森をさ迷い歩き、常にそばにいた次男の事すら判別できなくなっています。これも全て彼女の妄想とも言えますが、はてさて、この後、どうなるのだろう?
自分はライナスくんが気に入っていたのですが、どうも彼は導入部の見せキャラっぽかったです。二巻冒頭からこっち、ほとんど本編に絡まない・・・あううう・・・まぁ閉塞的な空間での家庭内サスペンスですから、寄宿舎に行ってしまった人間は部外者扱いですわな。
そっか、やはりこの物語が本編であったのかー・・・んで『春の賛歌』というサブタイトル。この陰々鬱々のドラマが。物語が終わった後、解放感溢れるものが訪れるのでしょうか?