借りれなかったから買った
昨夜はジン推しのBarで五時間も飲んでいました。ジンのストレートで七、八杯飲んでいた事になりますが、そこのお店が試みとしてアイスティ(紅茶、ストレート)をチェイサーとして用いるようになりまして(ジンのチェイサーのみ)、それが楽しくてつい時を忘れました。
二十年ぐらい前まではお茶に凝っていたなーっという事を思い出し、あれこれ言ってしまいましたが、本当は解っていない・・・ただ、アイスでチェイサーなんですから、アイス用の茶葉でチェイサーを用意した方がおいしく感じられたのは確かです。ダージリンはピンとこなくて・・・ペットボトルのストレートティ?とか思いましたが、アールグレイは大変おいしかったです。もちろんチェイサーですから薄めにつくられていますけれども。なのでアイス用の茶葉をお勧め。普通の茶葉だとアイスでは香りが立たないのでネ。
さて題名の件はこちら。
三好一族と織田信長 「天下」をめぐる覇権戦争 (中世武士選書シリーズ第31巻)
- 作者: 天野忠幸
- 出版社/メーカー: 戎光祥出版
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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しかし信長の上洛戦の主体はあくまでも足利義昭であり、畿内を制圧していた三好氏の勢力を調略で切り崩し、個別に敵対勢力を撃破しただけなので、信長の勢力が畿内を征服した訳ではありませんし、その後足利義昭を支える勢力は信長、松永久秀、三好義継などの連合であったという事です。
あと、足利義輝という男が、実は室町幕府の凋落を決定づけたのではないか、という。剣豪将軍で人気のある彼ですが、政治的手腕はないに等しいです。在任二十年近くのうち在京は六年ほど。三好長慶との対立は最大勢力である彼を無視して側近政治を行おうとし、そしてその姿勢を支持する勢力が少なかったために京都から出奔せざるをえず、在京していない将軍に何を頼るの?と朝廷も京の住人も考えたようです。
この足利将軍の権威弱体を見て、三好氏自体の権威上昇を狙った長慶の手法は信長に受け継がれ、彼も名家を継ぐのではなく織田家の家格上昇を狙っていく事になります。
あ、朝倉義景との対立は、実は義昭が信長に斯波氏の家督を継承するよう持ち掛け、信長は断りますが朝倉氏は不快感を持った事が原因ではないかといいます。朝倉氏からみれば尾張の同僚の傍系に過ぎない信長が越前の守護職を獲得できる斯波氏を継いだら、上役として彼を仰ぐことになり、それは面白くないでしょうからね。
他にも興味深い記述がありましたが、それはまた今度。