冗談だと思っていたのか

 このマンガの事です。

 これは三巻ですが、一巻、つまり物語冒頭でヒロインが強引な話の展開で告白し、それに対して告られた相手(主人公の一人ではあるが、ヒーローと言っていいのか?)は「女が安く見られるから、そういうのは良くない」という切り返しをするという・・・これで、グッときましたね!!いや、ねぇ、唐突に告白されてもねぇ・・・
 んで今回の巻で告られた眼鏡の東くんは、冗談だと思っていた事が判明。ヒロインの事を「一番親しい女子」と言っている割には、まったく意識していない様子だったので、ああ、冗談だと思っていたからかぁ・・・まぁ、そうだわな。
 そしてこの巻から意識し始めてしまって、この親しくしたいけれども、なかなかできない、もどかしい甘じょっばい展開がある訳ですねぇ・・・ああ、こういう話は書けんわ・・・はっきりしたがる人だから、自分。
 しかしこの東くんの考え方、絶対四人の叔母の影響だよね。父か母の姉妹である叔母四人の生態が、そして中学時代の日常的な経験から、かなり女性に対して不信感がある人でしてね・・・来年夏に出るという四巻は発売日とは真逆に冬休みのご近所編になるらしいので・・・四人の叔母さんが登場しないかと、期待している次第。どんだけ、はっちゃけている人たちなんだろう・・・どきどき
紙魚家崩壊 九つの謎

紙魚家崩壊 九つの謎

 読んだのがハードカバーの図書館で借りたものなので。
 米澤穂信さんの古典部のムックを買って拾い読みした時、日常の謎にミステリーの広がりを感じたとかなんとか書いてあって、それが北村薫さんの作品だというので、とりあえず何の前情報もナシに手に入り借りてみました。
 この短編集は全然日常ではないのですが、最後の『新釈おとぎばなし』という短編の、かちかち山のミステリーアレンジが結構秀逸だなぁと思い、なるほど、では機会があったら購入しようかな、日常のミステリーを。