冷房をかけても寝苦しい

 なんなんでしょうかね?よく解りません。とはいえ冷房をかけないと余計寝苦しいので、やっぱり冷房と扇風機はかけておかないといけないのですが。
 『コロンビア・ゼロ』読み始めました。何のことか解りませんよね。『航空宇宙軍史』というハードSFの新シリーズが二年ほど前に開始され、その一冊目の文庫版を手に入れたので読んでいます。最近は文庫本に手を出し過ぎて、読むのが追い付いていません。ヤバイ。
 一個人ではなく太陽系全体を支配していく事になる航空宇宙軍という組織を追っていくSFなのでね。少し変則的です。『コロンビア・ゼロ』はガニメデ、カリストを中心とした外惑星連合軍が引き起こした第一次外惑星動乱から四十年後の、経済の再建がなされ再び外宇宙側、今度は第一次動乱で早々に降伏して再建が早かった前後方トロヤ群という木星軌道上の小惑星帯土星系のタイタンが主力となって起こるようです。まぁ『終わりなき索敵』で止めを刺されるまで航空宇宙軍は健在なので、外宇宙側はまたしても敗戦となるのですけれども(たぶん)、その敗北までのエピソードが楽しみです(S?M?)
 ちょっと前にこれを読みました。

スター・ウォーズ カタリスト 上

スター・ウォーズ カタリスト 上

スター・ウォーズ カタリスト 下

スター・ウォーズ カタリスト 下

 映画『ローグ・ワン』の前日譚という事なので、『ローグ・ワン』を見る前に読んでおくべきかな、と。まぁ先々の展開が最初から読めてしまうとはどういう事やねん、とか思いましたが、これが解りやすさというものなのでしょう。デス・スター開発のカギとなるカイパー・クリスタルよりエネルギーを入手する方法論を確立する科学者と(核融合炉とかではなかったと知って驚く)、自分の立身出世の為に彼を利用しようとする旧友、利用される事を危惧する科学者の妻、そしてウィルハフ・ターキン・・・ふふふ、ターキン格好いいよ、ターキン。
 スター・ウォーズの登場人物ってあんまり同情したり、感心したりすることがなくて、「アホなの?」と突っ込みを入れたくなる人が多いのですが、ターキンだけは別です。ターキン・・・格好いい。信念を持っている悪党って揺るぎがなくていいっすよねー。エピソード四で死んでしまうのが実に惜しい・・・まぁ彼が生きていたら、そう簡単に皇帝殺せなかったかもね。
 そんな感じでスター・ウォーズシリーズって、サイエンスっぽいファンタジーで、『航空宇宙軍』とは真逆のベクトルなんだよねーっと思いました(小並