頭おもいー

 気温のせいで。いや気温が高いからテンションが上がらないというか何というか・・・まぁいいや(いいんだ
 それはさておき、昨日読んだもの。

畠山重忠 (シリーズ・中世関東武士の研究)

畠山重忠 (シリーズ・中世関東武士の研究)

 前に読んだかも知れない・・・まぁいいや。何となく読んでみたかったから。今日は微妙に投げやりですね・・・
 鎌倉時代スキーには有名な『悲劇』の主人公ですが、まぁその事績を辿ったら、権力争いに負けたんだなーっと。それを『悲劇』の英雄に仕立て上げたのは吾妻鏡で、吾妻鏡はこの一連の政変で最終的に利益を受けた北条義時の子孫である得宗家がつくらせたようなもんなので、父親北条時政を悪役にする為にやったー・・・みたいな?
 読んでいて思ったのは畠山重忠は平姓なのですが、この後重忠後家である北条時政娘と足利義兼庶長子、義純が結婚して生まれた子供が源姓畠山氏になっていくのですけれども、この義純という人物、切なくてねー。母親が遊女であった為、母方のバックアップはナシ。んで最初の結婚で新田氏の婿になるのですけれども、財産は嫁→息子に引き継がれてしまい、再婚しても畠山氏の本領は後家→義純と後家の間に生まれた子供に相続されて、彼自身には何もないという・・・え?
 まぁ弟で嫡男の弟義氏は鎌倉初期に北条義時、泰時らに協力して鎌倉期足利一門の最盛期を築いた人物であり、その陰に隠れてしまった義純は、はっきりいって系図上でしか見た事がないという・・・そういう人物だから、資産管理者としか扱われなくて、所有者にはなれなかったのか、そういう人物だから『名家』畠山の本領を預けられたのか・・・どうなんでしょうね?