蝶は天敵

 昨日は片道一時間半かかるお客さんのところへ配達兼営業みたいな感じで行ってきました。ご自宅が事務所みたいな感じで、鉄工所の機械メンテナンスを請け負っていらっしゃるので、夜中にも呼び出されて整備しなければならない場面もあり、自宅と事務所兼務の方が楽、という事なのでしょう。
 滅多に伺わないので庭に白い薔薇が二三本鉢植えで花を咲かせている事に、昨日初めて気づきました。世間話をしているとですね、大奥さん?がおっしゃる訳ですよ。
 「蝶が飛んでくるとタモをもって飛び出す」
 え?・・・ああ!!「幼虫ですね」「そうなんだわ」
 はい。蝶の幼虫は園芸家の天敵なんですねー。うちも園芸家って訳ぢゃないけれど、庭に檸檬の鉢植えがありましてね、暖かくなると蝶の幼虫が何匹も何匹も張り付いているのですよ。この時期から冬になるまで、朝出勤する前に檸檬の鉢植えを見て蝶の幼虫をぬっ殺すのが日課になるという・・・
 残酷ですねー。でもね、ほっておくと檸檬の葉が丸坊主になっちゃのですよ。蝶って受粉に役に立つとか思うのですが、それって蜂でもいいよね。蜂は花粉や蜜を食べて生きているし、幼虫も巣の中で、その加工品を食べているので、人間とは共存できる訳ですよ。
 しかし蝶はね、あかんですよ。丸坊主にされちゃったら檸檬枯れちゃうですよ。だからね、ぬっ殺すしかないんですわー。蝶の皆さんは鉢植えぢゃなくて別のところで幼虫を育ててもらいたいものです。
 ま、理解なんてしないけどナ。