眠い・・・眠いんやー・・・

 午後九時以降になると意識が朦朧としてきます。やばいです。暖かくなると睡魔との戦いに敗北しがちです。でも、何とかシナリオは・・・はい・・・小説の方は、ネタが思いついたら・・・はい・・・すみません。
 そんな事をね、読み終えて思いましたよ。

 夏目漱石で検索すると、著作物しか出てこない。当たり前か。それぐらいの人ですからねぇ。
 子供の頃は『吾輩は猫である』『ぼっちゃん』を読み、学生の頃に『こころ』『虞美人草』『三四郎』を読みました。他のは読んでいないので、評伝を読んだ今は、読まねばならんなぁ、と考えている次第。
 自分の物の考え方は、結構漱石さんに影響されているところがあるなぁ、というぐらいの『変人』で、子供の頃の養育環境(なんか大人の都合であっちゃこっちゃ引き釣り回されて、無償の親の愛というものは、ほぼ受けていなかったようですな)のおかげで精神病・・・統合失調症というのでしょうか?自分の感情をコントロールできなくて家族、そして弟子にも激しく怒るという・・・それがおかしいという自覚があり、一人になると苦悩して、恐らく著作の苦労と相まって胃潰瘍になり、結局これが死に至る病になったと。
 夏目漱石さんの著作の仕方は、登場人物の感情、物の考え方を表現する事に重きが置かれている気がして、つまりオチは「え、なにそれ」というのが多くあったりします。でものその人物造形が好きでしてね、特にヒロインが、漱石さんの人間不信の部分は女性に対するところが多くて、『思わせぶり』『無意識の偽善』というものが、どうしてこんなに魅力的に映るんだろうと思うぐらい・・・自分もこんな人は信じませんが、まぁ、男という物は手に入ったら満足してしまって興味をなくしたりするともいいますから、手に入らない女性像に魅力を感じたりするのでしょう。でもこの表現って女性を物品扱いしているようで、手に入れて満足する女性は、男にとって物と同じで、長く付き合っていきたいと思う人は人間としての女性と感じているのだろうか、なーんて思ったりしたりして。
 夏目漱石さんは色々考えさせられるなぁ・・・