読み終りが結構あるです。

 まず、コレ。

幼女戦記 7 Ut sementem feceris, ita metes

幼女戦記 7 Ut sementem feceris, ita metes

 たぶん、この巻の最後が帝国最後の輝きになるのではないでしょうか?感覚としては日露戦争後の日本の民衆の気分を帝国上層部まで拡大してみせた、みたいかな?
 少し考えれば早めに戦争を切り上げる事が吉だという事は解り切っているのですが、軍が『無敵』という幻想を軍人以外が抱いてしまっているという・・・軍人が「負けます」と言えない時代ですからね。
 そう考えると、軍人って凄く不自由な職業ですよね。衣食住は保証されていても、何処に住むのかは自由に決められず、状況によっては生存権さえ簡単に脅かされ、思想的な事を発言する自由も制限される(まぁ反体制的発言をしたら、即行で留置所でしょうしな)
 いや、ほんと、平和を一番願う職業は軍人でしょうねー。
 次。 まだ限定版についているアニメ見ていません。水曜日に飲みに行くから、早めに寝ようと思ったので。
 あ、さて、DX、ようやく状況が解ったみたいですね。これ、DXが恋愛的にめでたくなるのが物語のラストだとしたら、三十巻で終了する事も可能だし、エピソードを繋いで、継続も可能だなぁ、とか思ったり。
 どうするんだろう?そして完結してから全編アニメ化とか、最近では珍しい現象が起きないかと期待していたりしております。まぁ今回の初アニメ化を見てからかなぁ・・・
 次。 ずっと本屋で飾ってあって、その煽り文句が気になっていたのですよ。んで、『黒執事』の二十三巻が入手できなかったので、んぢゃあ既刊四巻だから買うか、と。とりあえず四巻まで読みましてね。箱庭SFっぽいのですが、まったく全容が現れておりません。どうなるのか解らんまま、主人公双子姉妹は、まったく別々の人生を歩んでいます。最初から別々なんですよねー。血の繋がっている他人みたいな感覚で、たぶん絶対交わらないという予感みたいなものがそれぞれにあって、ここまでドライな姉妹関係って物語としては珍しいかも知れません。
 物語は血の繋がりに幻想を抱かさせるものが多いからな。なんかそんな『恐怖』を描こうとしているのかも。この物語にあるのは、ちょっとした噂で動揺し、恐慌し、自分以外の生贄を捧げて安心を得ようとする、どちらかというと人間の嫌な部分が多いですからね。
 次巻も楽しみですよん。