嘆く時間ではない・・・

 はい、昨日は伊13を発掘できませんでした。今日もがんばります・・・
 んで、昨日見たもの。

 作者の方が、自分の一番苦手なもので漫画を、という事で、じいさんが(といっても六十代前半ぽい)主人公の漫画です。
 正直、自分も年上と付き合うのは、あんまり・・・あんまり・・・なんかね、大したことないのに上から目線で語られて、解っているような事も自信満々で語り、こちらを侮り、見下し・・・ってな人もいるので、そういう人に当たると不愉快だし時間の無駄ぢゃないですか。
 まぁそういう人ばかりではないし、参考になる意見もいっぱいあるし、それなりの人脈を持っておいでで頼りになるし、という人もいますけどね。
 作者の方も物語を考えていく上で、自分たちと同じような感覚の年配者もいるのだなと、と思うようになったといいます。
 作品は別に年配者をディスっている訳ではないし、ありがちな日常を淡々と語る、こうの史代さんの作風そのままで、時々にやにやしたりします。
 『幼女戦記』を読んだ後に読むと少し救われるような気になったりします。 なんかね、うちの遠縁の人が劇中登場人物でいるっていうんで見てみたのですが、ワンシーンしか登場しないぢゃん・・・まぁ満鉄のエピソードは最初の頃の話だし、駆け出しの頃の話だしね。
 映画の登場人物は圧倒的に外国籍の方が多く、日本の映画か?と思ったら監督は外国の方でした。なるほど、ですよねー。
 おやっと思ったのが、ソ連、日本経由でアメリカに逃れようとするユダヤ人たちにヴィザを発行するのですが、最初手書きで行っていたのを、リトアニアの現地スタッフが「これを使えばもう少し楽になりますよ」と千畝さんの日本語筆記を印判にして、名前だけを手書きすればよいものを作って持ってきたエピソード。これ、実際やるとすごく大変ぢゃないかしら?
 アメリカに逃れるユダヤ人たちに、一体どれくらいの期間ヴィザを発給し続けたのか解りません。千畝さん自身が離任した後も、できるかぎり発行してくれ、と現地スタッフに印判を託しているようですし、その印判があればこそ、二千人を超える人々のヴィザを発行できたのでしょうね。
 千畝さんを誰も、『ちうね』と呼ばず『せんぽ』と音読みしているのが、ああ、確かに読みづらいよねー、と思いました。一発で読んだのは奥さんだけでした、というのも映画だけのエピソードなのかも知れませんが、ほっこりする話でしたね。