ヤンデレ体質
昨夜ウィスキーのテイスティングに参加してきましてね、七種類ぐらいの日本、スコットランド、アイリッシュ、バーボン、カナディアンの五大産地のウィスキーを味わいましたが、喉を傷めて鼻も詰まっていたので、一番味が尖がっているラフロイグ全部同じに感じたのは内緒だ・・・ああ、もったいない・・・
しかし飲み方としてトワイスアップというのを覚えました。常温のウィスキーと同量の常温の水。それだけを同じカップ(でもなんでも)に合わせて飲むというやり方。それだけで随分ウィスキーが甘く感じました。今朝もですが昨夜は喉を傷めていたので、いつも飲んでいるストレートではきついなと思い、しかし水の味が増していくロックや水割りは嫌だな、と。なら最初から水の量が決まっている飲み方ならどうだろう、と試してみたら、結構はまったという。
昨夜の一番の収穫はそれでしたね。
んで、タイトルはですね、この本を読んだ一番の感想でした。
「怪異」の政治社会学 室町人の思考をさぐる (講談社選書メチエ)
- 作者: 高谷知佳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/06/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なのでヤンデレを想像したと。怪異なんて不健康な現象ですからの。
しかし応仁の乱、明応の変と幕府体制が弛緩し、寺社の荘園は武士に横領され、問題の解決が滞ると、怪異を頻繁に起こすようになり、当事者自身がその神聖を否定するような行動さえとるようになります。
怪異とは得体のしれない非常事態ですが、それをやりすぎて価値が下がり、危機感というものを誰も持たないものに成り下がってしまった訳ですね。もうちょっと詳しい事は本に書いてありますが、てきとーな概略はそんな感じ(おい
そして戦乱が進み、新たな秩序が構築され、人的な交流よりも地縁的団結が主になると、怪異も発生しなくなっていきます。意味をなさないので。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではないですけど、人の気持ちしては、そんな感じなんですかねー。