酒飲み五日間最後の日

 タイトル通りです。なんかしらんが気が付いたら五日間連続で飲む事になってしまいましたが、今夜の町内の忘年会で一区切りつきます。とはいえ二十三日には飲みますが(あ
 まぁとりあえず年末年始に備えて、少し自重しないといけませんね。腹回りの事もあるしナ(あ
 さて、読み終えたもの。

明智光秀 (歴史新書y)

明智光秀 (歴史新書y)

 なーんか新しい事実はないだろうか?と借りてみた一冊です。結果として、どうも明智光秀室町幕府の奉公衆(将軍親衛隊)ではなく、足軽衆として足利義昭に仕え傭兵隊長らしく、そして与力は幕臣畿内勢力が主力であり、どうやら尾張からの織田家譜代家臣からは浮いていたようであること。
 本能寺の変の引き金は、筒井順慶の東国への出陣で、これは実質的に筒井順慶の東国への国替え指示であり、つまり光秀与力から外される事を意味すること。
 この場合、だいたい加増されて最前線に赴き槍働きによって出世する可能性が発生するので順慶にとってはリスクであってもチャンスであって、彼にとっては歓迎すべき事なのですが、光秀にしてみれば指揮下の兵力の減少を意味する。つまり自分が築いてきた地位の崩壊を意味し、自らの勢力を維持する為にも信長抹殺を志向した、という論。
 まぁ推論なんですけれども、怨恨や姻戚、足利義昭黒幕説よりは、一理あるかも、と思いました。
 密林では、明智光秀研究最前線という新書も出ているようでして、それも読んでみたいですね。キーワードは『外様の重臣』が主君に依存して出世した為に、主君によって失脚する事を恐れて、これを殺す、って事ですかね。
 あ、こうやって書いてみると、これが真相っぽい気がしてきた・・・