ひと月早いクリスマスみたいな気分
だいたいクリスマスはプレゼントします。自分に。つまり買いたいものを、ばふーん、と買ってしまうという事ですが、今月はその傾向が強いです。昨日も密林で氷室冴子さんの『海がきこえる』の文庫版を見つけて、気が付いたらボチッとナをしていました。いや、だって、ジュ○ク堂さんではなかったから・・・継続して発行しているのかなぁ。
『真田丸』、録画分を見ていますが、ようやく大阪城引きこもり決定の『軍議』まで見ました。今夜は親父が飲みに行くので、録画していた洋画のスパイものをみます。二時間半なんて平日の夜十時から見ていたら、翌日が怖いからのぉ。早めに見れる時に見ないと、消化できない。
さて、読み終えたもの。
- 作者: 伊藤清郎,日本歴史学会
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2016/03/11
- メディア: 単行本
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彼に比べれば、同じような事をしても、もっと悪辣であった武田信玄は『尊敬』する人は多くいるのに・・・ねぇ?
武将の統率力としては『北の関ケ原』では明確な判断はできないようです。『精強な上杉軍』に対して善戦したというべきなのか、それとも伊達政宗が評したように『弱い』のか。
豊臣政権下で権力の強化と、政権内の争いに巻き込まれての娘の死と自身の不遇。家康に接近し伊達政宗と並ぶ大大名になるも、家中統制の失敗故の改易。功成った人に対する評価してはあれですが、典型的な近世大名になり損ねた、室町時代に高い家格を有しながらも低迷し、失墜した威信を一代で取り戻したというものの、家臣からすれば「俺たちのリーダー」であっても「俺たちの絶対主君」になれなかった悲劇が最上氏にあったという事ですかね。
あ、こういう改易騒動はたくさんあるので、近世大名になるのは難しい、という事ですかね。