飲みすぎ

 だいたい赤葡萄酒はボトル一本を目安にしているのですが、昨夜、急遽亡くなった飲み仲間の方を偲ぶ会に参加する事になってデキャンタ400ml二回とボトル一本、飲みました。もちろん自分ひとりだけではなく、他の方も飲まれたのですが、加減が解らなくなってしまいましてねぇ。最後のボトル一本は余計だったかなー・・・あの銘柄、スーパーだと千なんぼだったなー。まぁ飲食店では値段が何倍にも跳ね上がるのは、デフォですが。
 なので昨夜は帰って風呂入って風呂掃除したらすぐ寝てしまいました。今も若干残っている感じ。ぬぬぬ。
 まぁ気を取り直して読んだもの。

 発売日から一週間たってから購入って、なんか怠けているみたいな感じですが、先週は本屋による用事がなかったので。
 『アガルタ』完全版の三巻と四巻を読みました。まぁね、旧版は九巻まで持っているので、九月に一巻と二巻が出た時に読み直していましたからね、たぶんそれで甘くなっていたのでしょう。いかんね。
 改めて読み直すと、この物語、主人公の少年は悲惨な家庭に育っています。どうも母親の浮気なのか、それとも他の望まぬ行為によってか主人公を産み、父親はそれを憎み家庭内暴力を繰り返す。母親が再起不能になるまで痛めつけられ、幼年期の主人公が絞殺されかけた時、姉が、父が隠し持っていた拳銃で父親を射殺します。「姉さんが守ってあげる」だから・・・
 その後、姉弟はどうもマフィアと関係を持つのですが、弟は下働き、姉は・・・マフィアのボスの情婦と見なされていましたが、どうも違う。薬物による記憶障害を起こしていて、弟が成長したと思っていない。だから弟と会っても「弟の友人」だと思っている。
 主人公は取柄と言えば誠実であること、ぐらいしかない平凡な少年です。そしてヒロインのレエル(だったかな?)どうも『次代の人間』を目指して一万年をこえる歳月の実験を繰り返されている被検体みたいです。
 どう転がっても悲劇的な結末しか見えないのですが、しかしどのような結末を目指しているのかが、気になって持ち続け、そして待ち続けていました。完結に向かって無事、刊行して欲しいですね。
 しかし・・・ジュンク堂でしか買えなかったなぁ。たぶん三洋堂Σにはあるのでしょうが、他の本屋では見かけなかった。うう、ジュンク堂依存度が上がるな。