本読んだもの

 まぁだいたい書いてるのは読んだ本についてなんですけどね。

 未だに美味しい珈琲って解らないんですよね。ならこういう本にヒントがあるのではないかと思いまして借りてみました。結果・・・専門店に行って浅煎り、中煎り、深煎りと三種類の煎り方を試して、一番気に入ったものから広げていってはどうか、という事でした。
 専門店を探すところからですか、そうですか。まぁ機会があれば(え
 著者は専門が癌に関する遺伝子学と微生物学だそうで、なので珈琲豆から、いや珈琲の木から説明をしています。結構デリケートな植物なんですねー。基本的には三種類しかなく、産地による変化は土壌か、あるいは生豆の精製の仕方によって変わるということ。
 基本的な違いは味と香り。それから自分好みを探す旅に出る、と。まぁ片手間で何とかするような話ではないですね。
 ちなみに炭火は基本的には珈琲豆を煎るのに適した方法ではないようです。水分を散らし、焦がす(?)のが目的なので、炭火は外側をこんがり焼いて肉汁を閉じ込め、じっくり過熱していく調理方法らしいので、あんまり関係ないみたいです。
 そうか。炭火焼珈琲はちょっと避けようと思う(え
中世を道から読む (講談社現代新書)

中世を道から読む (講談社現代新書)

 主に関東の道を論じたものですが、ヨーロッパとかは割と道と都市が固定化されている場合が多く、西ヨーロッパの大都市は古代ローマを起源としているものが多いですね。
 日本、関東の場合は関東平野を縦断する利根川を渡河する方法が道を規定したようで、上流域では瀬を探して徒歩で渡る方法、中下流域では深く、川幅もある為、渡し船や舟橋での方法で渡ったようです。だから大軍の移動には上流域で渡河しなければならなかったらしい。
 あと、政治状況によって街道筋が変更されたみたいです。比較的なだらかな平野だからでしょうかね。戦国時代以前は鎌倉が重要都市でこれを起点とした街道が発達していましたが、鎌倉公方が古河に拠点を移し、西関東を抑える上杉氏と対立するようになると、上杉氏も古河に対抗し交通の便が良い五十子に拠点を移し、更に山内、扇谷の上杉氏が対立するようになると山城が取り立てられ、そこを拠点とした新たな街道網が整備されました。
 へー、そうなんだー。まぁ西日本は平野が狭いので街道は規定されているかもしれませんがね。
 面白いですね。