いきなりの更新に驚く

 仕事を開始する前にブラウザゲーを終わらせる事が日常なのですが、その最中にWin10の更新が始まりましてね・・・一時間ゲームどころかPCを使う事ができなかったでござる。あう。
 この持ち主の使うタイミングを無視した更新システム、どうにかならんのかね?更新したいから、やらね?って前振りぐらい欲しいのですがね。
 自宅のPCに関しては、そういうのがあったから良かったけど、職場のは前振りなし・・・お客さんから在庫の問い合わせがあった時に来たら・・・どうすんのよぉ?まぁ電話でメーカーに聞けばいいんだけどね(あ
 あと急ぎの発注はネットでやらないと間に合わないから、そんとききたら、どーすんのよぉ?これはどうにもならんな。お客さんに平謝りしかない。
 まぁそんな不満な朝でござんしたよ。
 さて読み終えたもの。

名前でよむ天皇の歴史 (朝日新書)

名前でよむ天皇の歴史 (朝日新書)

 著者の方の専門が古代史で、そして天皇の名前で複雑怪奇なのは古代なので、まぁそのあたりは面白いですが、天皇が『日本』の『世界帝国』(もうこの論理が何を言っているが解らないけれども、様々な勢力を統合する正統性を持つための論理・・・だったらしい)を支配する為に、それっぽい名称を考えてつけていたのは奈良時代までで、自らを新たな皇統の始祖と位置付けた桓武天皇以降は、追号、つまり何処に住んでいたー、とかがメインになり、だんだん京都周辺のみを世界とする存在になっていきます。
 たぶん対外関係が活発だった奈良時代以前は外面を考えなければいけなかったのですが、平安以降は他の東アジア諸国も閉鎖的になり(つまり比較的平和だということ)、国内のこと、それも京都周辺だけを考えればいいや、となっていったみたいです。この傾向は時代とともに天皇の権力、経済力が衰退するとともに進行し、ついには追号の意味すらてけとーになっていくという・・・それに天皇号が常識になっている現代ですが、平安時代村上天皇を最後に天皇号は使用されず、江戸幕府末期の、国際関係の不穏化と幕府弱体を受けて漢風諡号が、つまりえらそーな名前が復活するまでは、なんとか院と呼ばれていたとか。
 天皇制って、ずーっとそのまま続いているかと思ったけれども、歴史の変化で色々と変わってきているのですねー・・・だいたい簡略化されている時代の方が長いというのが、なんともね。