まるで映画だ

 いや、まぁ小説だからね。そういう感想も可笑しくないですよね。

追撃の森 (文春文庫)

追撃の森 (文春文庫)

 通報で森の別荘にやってきた女性保安官補に殺し屋の銃撃が襲い掛かり、現場で出会った女性と一緒に、ほぼ武器もなし、連絡も取れない状態で逃げ回るのですが、襲われた夫婦(まぁ殺されたとも)を狙っているらしい黒幕が出てきたり、女性保安官補の家族問題が出てきたり、そして最後は・・・という展開が、近年つくられたハリウッド映画のつくりに似ているなぁ、と思いました。
 特にラストのオチとか。そりゃまぁ、こういう作品から影響されたり、影響を与えたりしながらハリウッド映画もできている訳ですからね。
 訳文の小説はだいたい読みづらいものです。原文をそのまま翻訳しては日本語として意味が解りづらくなる事もあるし、かといって意訳が過ぎれば原作文章の味わいがなくなってしまう。翻訳業というのは大変な仕事ですネ。
 でもこの作品は後半になるにつれてスピードが乗ってきて大変面白かったです。あんまり面白すぎて、昨日自宅から仕事場に持ってくるのを忘れて、メーカーがあんまり長くお盆休みを取り過ぎたから出荷が大変な事になり、うちが発注した荷物が昨日届かなかったものですから、半日暇をしていました。その暇な時に図書館へ返却しに行けばよかったのに!!
 てな訳で、今日は到着する荷物を手早くさばいて、午前中に返却しに行きます。午後から配達で東海市に行かなきゃならないから・・・それに、今日は日中雨が降るかも知れない予報だし・・・本当にもう!!