三半規管ぐらぐら

 昨夜数か月ぶりにマイクラをやりました。新しいMAPで無線LANを家に入れてみたのでアップデートも終えて・・・んで、ただ木を切ってブロックにして道具つくって、草刈って、羊殺してベットつくって、村を柵で囲おうと(まだ囲っていない。柵が足らない)小一時間ばかりゲームしてたらですね・・・気持ちの悪い汗でいっぱいに・・・。上ぢゃなくて下から色々出そうになりトイレに駆け込んだ、と。
 慣れないとこんなにつらいものだったのか?ぐぬぬぬ・・・豆腐ハウスからの脱却を試みようとしていたのに、資材集めの前段階で挫折するとは・・・単なる体調不良なのか・・・まぁまた時間があったら試みてみよう。世界樹みたいなデカイ塔を建てて、トラップタワーとかつくりたいんぢゃー・・・
 それはさておき、読み終えたもの。

 あ、完結ですか。ぐうたらーんで、てきとーで、その場のノリだけで行動する、ゆるーい登場人物が好きでした。この漫画、ロマンシング・サガのパッケージングをパクっているんだよね・・・たぶん。
 ゴツボさんのゆるーいオリジナル漫画が好きなので、次回作も期待ですよ。ああ、ゆるーいゆるーい・・・
源範頼 (シリーズ中世関東武士の研究 第14巻)

源範頼 (シリーズ中世関東武士の研究 第14巻)

 源頼朝の弟、源義経の兄。特徴、目立たない。気付いたら死んでる?という感じで日本史に詳しい人でも「ああ、そういういたいた」で終わってしまう人ですが、なかなか意外性がありました。
 彼は池田宿の遊女を母に持つと伝えられるのですが、この当時の『貴種』と言われる軍事貴族は正妻以外に多くの遊女の関係を持っています。そんだけはっちゃけていたとも言えますが、しかし子を産んでいる遊女が多い。つまり馴染みであり、一夜だけをともにした存在は少ないという事で、ここから遊女との頻繁な関係、即ちその宿への頻繁な交流は交通拠点である宿の有力者と何等かのつながりを持とうとし為であり、遊女も実は宿の有力者の肝入りで軍事貴族たちの相手、あるいは婿取り婚に近い関係だったのではないか、と推測されています。
 また範頼自身が下総、常陸南部、下野南部の武士たちとの関係が深く、小山氏が『頼朝に謀反した』頼朝叔父、志太義広と戦った野木宮の合戦に、突然唐突に範頼が登場する事をとらえて、これはもともと小山氏と義広の『私戦』であり貴種である義広に対抗する為、下総、下野南部の武士の有力者である小山氏が同じく貴種である範頼を担ぎ出した。範頼死亡後、鎌倉幕府有力者になった小山氏がことさら、自らの勲功を強調する為に、義広謀反をでっちあげ、範頼参戦の意義を低めたのではないか、といいます。
 他にも平氏との抗争で頼朝の戦略に従い、持久戦の構えで平氏後背地の九州を陥落させた手腕を再評価されたり(頼朝は朝廷対策で安徳天皇三種の神器は無傷で抑えたかったので、平氏を戦場で殲滅するつもりは薄かったのではないかといいます)、また死亡の原因も曽我兄弟の敵討ち事件で彼の郎党が関わり、その処断を勝手に行ってしまった為ではないか?ひょっとして出家しただけで罪を許されたのではないか?その証拠に彼の子孫と称する吉見氏は戦国時代まで石見国で存続している。
 といった説が出ていて、とても熱いです。面白いなぁ・・・