読んだものが多すぎて
まぁ順番に。
- 作者: あだちとか
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: コミック
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- 作者: 丸山薫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: Kindle版
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次の作品を楽しみにしてまーす。
戦乱の中の情報伝達: 使者がつなぐ中世京都と在地 (歴史文化ライブラリー)
- 作者: 酒井紀美
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2014/01/20
- メディア: 単行本
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興味深いのは京と備中・・・つまり岡山の山間部との連絡が年貢の一部であり「毎月よこせや」という東寺と「負担が大きいから二か月に一度、二人ね」という現地のやりとりであったり、そういう旅費も自己負担なので東寺側が決定にもたついていると使者の京での滞在費がなくなり、「やっとれん。帰る」といって返事を持たずに使者が帰ってしまう事例も多々あったようです。
そういうやりとりも応仁の乱を境に終わりを告げ「周りは全部敵です。守れそうにないのでそっちにつきます。グッバイ」的な音信を最後に新見庄と東寺の連絡は途絶えます。東寺は地理的に西軍に占領されてしまい必然的に西軍側につかざるを得なかったのですが、備中は東軍総帥の細川氏の勢力が強く、その圧力に抗する事ができなかったようです。
地方支配の形式が応仁の乱以前と以後で完全に変わる瞬間ですね。
こういう当時に当たり前に行われていて現代では解りにくい事が判明するのは、すごく楽しいです。