体育館の殺人
二作目を読んでからシリーズ一作目を読むやつ・・・
- 作者: 青崎有吾
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/03/12
- メディア: 文庫
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正直、もうアニオタならにやりという主人公の台詞、半分も解らなかったので、オイラはもうアニオタぢゃないね。ニッチなアニメしか見ていないからなぁ。
お話自体はアニオタではなく、とても理知的な謎解きです。何がいいかって、謎解きに動機を考慮していないところがいい。完全に可能性の問題だけで、理詰め、証明を繰り返し、アリバイのない人間から犯罪を犯した可能性のある人間を一人に絞り込んでいく作業をしていく・・・いけすかない主人公が。
どうもアタクシは金田一耕助のようなお人よしのいい人探偵よりも、ポワロやホームズのようなある意味「嫌な奴」という探偵の方が好きなようです。小気味よく、そして冷徹に犯罪を暴いていくという姿が。しかし冷徹という言葉は冷酷と同意義ではありません。まぁこの主人公は、とても世知辛いですが・・・夏コミの軍資金に二十万って・・・すげいな、オイ。
続刊の『図書館の殺人』も出ていますね。こっちは図書館で探さないといけないかなぁ・・・