図書館の魔女シリーズ

 たぶん借りれないと思っていたら借りれました。文庫版を入手する前で良かったです・・・いや文庫版の一、二巻は入手していますが、まだ読んでいないので。

図書館の魔女 烏の伝言

図書館の魔女 烏の伝言

 舞台と視点が西大陸の話です。最初はまったく前作の登場人物は出てこず、背景説明の中にあるだけですが、あ、こいつ、あいつぢゃん、というのはすぐ出てきます。そして疑心暗鬼になっている今作の中心人物が徐々に徐々に謎を解いていき、『図書館の魔女』が登場すると「なんでこんな事がわかんないの?」という感じにボロボロと謎が明らかになるという・・・
 しかしねぇ、前作から引き続きの敵対勢力。自分たちの支持勢力を自ら切り刻むような行為をして、どんどん弱体化しているぢゃないですかー(棒読み)。大丈夫なのかな。三作目が今年出るようですが、敵対勢力はちゃんと頑張ってくれるのでしょうか?読者の立場だけど心配になってきてしまった。
 たぶんキリヒトが今回登場しなかったから、キリヒトの話になると思うのですがね・・・
 あと、今回の作品は「人は上辺だけぢゃないんだよ」という事ですかね。読後の爽快感は相変わらずなので、ファンタジー&ミステリー好きな人にはお勧めでありますよ。
 あと、昨日読んだもの。 冬目さんは短編だとずいぶん収まりが良い話を描かれる、という印象があります。SFなのか、ファンタジーなのか、コメディホラー?、ミステリー?いろいろ読みたい方はどうぞ。
 ああ、相変わらず美麗な絵だわ・・・