闇の守り人

 守り人シリーズ二冊目を読了。

闇の守り人 (新潮文庫)

闇の守り人 (新潮文庫)

 元が児童文学なので、一。人が死なない。ニ。子供がある程度、主要な役割を負っている。という安心要素があります・・・今のところ。
 ただ描写に命の危険はありまくりです。主人公は短槍使いで用心棒ですからね。
 この作品は前作の『精霊の守り人』に比べて大人の支持が高いと、文庫版で著者の方がおっしゃっています。たぶん、『精霊〜』は子供であるチャグムが事件に巻き込まれたので、低年齢層の感情移入がしやすかったのに対し、こちらは大人であるバルサの過去に関わり、主人公バルサ主体の物語といってもおかしくないからでしょう。
 大人は子供になれるけど、子供は大人の気持ちを理解することはできない。そういう経験をしていないからネ。
 読了後、毎度思うのは、すごく物語の書き方が上手な人だなぁ、と。人の生死など関係なく緊張感にあふれていますし、ラストはだいたい意外な展開になっています。そして胸がキュンキュンくる・・・
 本屋大賞とってしかるべきだし、文庫版になってから十年近くがたったこのタイミングでのドラマ化も、うなづけますね。
 ドラマは録画していますが、まだ見ていません。『真田丸』もまだ八話までしか消化していないんですから!!昨夜見たけど、徳川家康がいい味だしているなぁ。そしてここまで傲慢な北条氏直は初めてかもしれない。いいですねぇ。にやにや。
 あ、4/3は名古屋コミティアです。参加しています。よろしく、よろしくー・・・HPトップ変えていないけどネ・・・