昨日は書けませんでした・・・

 もうちょっと要領よく行きたいのですが、ほら、あれだ。艦これマンスリー任務とか(コラ、マテ
 ばたばたしていましたが、就寝前に長いシリーズものを読み終えましたよ。

アンの娘リラ 赤毛のアン・シリーズ 10  (新潮文庫)

アンの娘リラ 赤毛のアン・シリーズ 10 (新潮文庫)

 『赤毛のアン』のシリーズは時間の流れのある『サザエさん』みたいな印象です。アンが成長し、就職し、結婚し、子供を生み、育て、そして不幸にも亡くなる人々がいる。
 しかし時の流れとともにアン自身よりもその周辺、特に子供たちに話題は移っていき、最終巻のこれはアンの末娘リラの成長と、彼女の目から見た第一次大戦が描かれています。
 もちろん物語の舞台であるカナダやプリンス・エドワード島は直接戦火にさらされませんが、しかし志願して出征し、傷ついて帰還する人、戦死する人が主人公の身近にも多くいます。アンには成長した息子が三人いるのですが、三人とも出征、長男はドイツ軍の捕虜になり次男は戦死、三男は空軍パイロット・・・うはー、ヘビーですねぇ。
 だいたい大戦に関する物語は戦場になった人々や、英国、フランス、ドイツ、イタリアといって主要国に限られる場合が多いのですが、こういう英連邦の国の、兵士を送り出して残された人々の生活、心情というものが見えるのは興味深かったです。
 もう二冊、アン周辺の人々のエピソードを集めたものがあるのですが・・・こっちは買うかどうか悩んでいます・・・