さよなら、愛しい人

 っていう題名のレイモンド・チャンドラー作、私立探偵フィリップ・マーロウものを読み終えました。

さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 本文の大半が「これ、本筋に関係あるのか?」と不安になるエピソードでつづられていて、そして最後の最後に全てまとめるというところが圧巻でした。まぁ同情するには、ちょっとエピソード的に触れられていなさすぎで、アレなんですが。
 なるほど、こういう話の構成というのもアリなのかね。その間の文章を読ませなければならないところが難易度が高いかも知れませんが、面白そうな気がします。
 次のラウルくんシリイズで書いてみようかと、無責任に書いてみる(オイ
 もう一つはコレ。 どうやら中村さんのキーワードは『バニーガール』と『坂』らしいです。たぶんこれに『自転車』が入る。そういうものが一杯入った短編集ですねぇ。もう『バニー刑事』で連載しちゃえばいいのにー、とか思いましたがナ。
 バニーガールというのは、結構スタイルを要求される装いなので、なかなか日本人・・・いやどんな人種の女性でもハードルが高い訳で、格好いいバニースタイルの女性を見ると、男としては眼福って感じですよねー。
 はぁ、眼福でした・・・