飲んだくれてTRPG

 別に酒を飲みながらのアメリカンスタイルTRPGを遊んだという訳ではないです。土曜日に昼から飲みーの、十年ぶりぐらいのカラオケにいきーの(いや、七、八年ぶりだったかも。まぁいいや)、それからまた飲みーの、という飲んだくれな日常を送り、日曜日はふわふわした感じで竜舞亭のPFキャンペーンに参加した、という訳です。夢心地で寝落ちを繰り返していた事は正直すみませんでしたっ。
 まぁね、昨日はチョコスイーツを親の仇のように食っていたので、それで眠気がね・・・まぁリア充は爆ぜろと叫んでおく。
 それはさておき読んだもの。

ローマ式奴隷との生活 (SANWA MOOK)

ローマ式奴隷との生活 (SANWA MOOK)

 まぁポルノです。しかしどうも著作時期がローマ最盛期の二世紀ぐらいと推定されるので、当時の上流階級、特に葡萄畑を所持し、葡萄酒をつくって販売していた人々の生活様式が一応伺えます。職能を持った解放奴隷たちを従業員として畑を管理し、葡萄酒を作り、そしてレセプションのような饗宴を設けて、試飲販売をする、という流れ。
 裁判の弁護を引き受けた(弁護士という専業職業はなく、上級階級ならローマ法を理解し、弁舌も上手いというのが一般教養のようでした・・・敷居が高いな)友人に協力してクリエンテス(庇護民と書いてあったが、塩野七生さんの『後援会員』という方がニュアンスが近いと思う)を動員して陪審員に圧力をかける聴衆にしたてあげたり、また奴隷を購入する時の金銭感覚も理解できます。だいたい一人購入する毎に車一台って感覚で、ポルノだから性交渉を含む役割を女性奴隷に求める訳ですが、これなんかたぶんスポーツカーを購入するぐらいの思い切りが必要なようです。
 奴隷というと虐待という図式がすぐ浮かびますが、少なくとも家内仕事に従事する奴隷は過酷な労働とか強いられる事はなく、常識的な人ならば近現代人でいう使用人に対する態度で接しています。それに愛人である女奴隷たちに物をねだられたらしぶしぶ高価な買い物をするとか・・・法的立場はないに等しい奴隷ですが、個人的な立場は相対的なものになるようです。当たり前ですけど。
 ポルノ部分を除いた文章の方が当時の文化、風俗が知れて面白かったかも知れません。