仙境リアリティ

 なんでそんな題名にしたのかというと、こういう本を読んだからです。

でんでら国

でんでら国

 江戸後期・・・いや、尊皇攘夷でやかましいとかいう世論を聞くらしいので末期ですか。姥捨てを題材にし、六十歳になると村を離れ隠れ里に移り、老人たちが助け合って、そして飢饉の際には子、孫が住む村を助けたりしているという設定。
 個人差はあるでしょうが六十歳ならまだ体力がある。経験も豊か。そして村の知恵袋となるべく教育を施された者たちもいるという設定。
 ある飢饉の年、他の村では損耗が出たけれども、その村だけは名主が意地を張ってしまい、年貢を完納してしまった事から隠田の存在を藩に疑われ、ついにその老人たちが住む隠れ里の存在が明るみに出ようとする。それに対処する村人と、藩の役人たちの駆け引きってとこですかね。
 割とこの著者の方の作品は好きなので、図書館で見つけるとちょくちょく読んでいます。なかなか面白いけど、この後、この村、明治維新のあとどうなるのかなぁ・・・とか思ったりしたり。
砂ぼうず 17巻 (ビームコミックス)

砂ぼうず 17巻 (ビームコミックス)

 胃袋失った著者が命削って、砂漠化し資源も枯渇して、過去の文明の遺物にすがって生きている人々を描いている作品。現在絶賛戦争中。ヒロインは前巻までの苦労でポンコツ状態。さぁどうなるねん?どうやらヒロインの元師匠率いる超人軍団が迫ってくる・・・?
 不定期だけど、がんばってつづき描いてほしいですねー。