傍らに積んであるのですよ

 図書館から借りて読み終えたハードカバー本が。それをやっつけたので感想とか書きます(やっつけたとかいうな

黒猫の接吻あるいは最終講義

黒猫の接吻あるいは最終講義

 ええっと、こいつも『本格』って奴ですかね、『美学』が絡んでいるので。んで読後の感想。どいつもこいつも人騒がせだっつーの!!それで殺人が起きているのだから、んもー!!ですよ。ある意味犯人も被害者であり・・・ん?そうでもないか。悪意なき加害者でしたかね。その意味ではやっぱり、人騒がせな感じです。
 まぁ読むのは面白いですけど・・・でも・・・うーむ・・・でも、たぶん図書館で見つけたら、借りて読むのでしょうけどネ・・・ 凶悪死刑囚しかいない刑務所内で起こる不可解な殺人事件を牢名主と助手が解決する話ですけど・・・助手は完全な引き立て役で、何処が見どころあるねん?とか思っていたら・・・ははーん、そういう事かと最後のエピソードで理解。
 そう考えればこれも家族の話ですかね。・・・ろくでなし親父の為に歯車が狂った家族の話で、しかも最後は、え、それって・・・どうよ?
 まぁ臨床実験で得られたデータではなく、単なる勘。しかも発症するのにン年、ン十年単位かかるウィルスとか、ふーむ・・・でも、舞台装置は面白かったですよ。読むのが。
 そんなとこです。