お葬式

 そう、今日は告別式二つに顔を出すのであります。同じ会場で、時間差で知人の葬儀が行われるのです。といっても片方の方は一度お会いしただけの市議さんですが、前県議の方の元秘書で、その前県議さんとは町内の飲み仲間ですから、やはり顔を出さねばならず、しかしそうなると都合三時間も拘束される訳で、さすがにそれは無理なので市議さんの方は署名して帰らせていただこうかと。
 なんか、ややこしいな。
 それはそうとして、読み終えたもの。

 狭い市街地で三者三様の思惑が交錯する複雑な戦場で、彼らの戦術が良く解る演出です。なかなか渋い。手に汗握る。次が読みたい。来年五月か・・・うう、待ち遠しいであります。
戦国・織豊期 赤松氏の権力構造 (岩田選書―地域の中世)

戦国・織豊期 赤松氏の権力構造 (岩田選書―地域の中世)

 ニッチです。戦国時代はメジャーな研究時期ですが、対象の赤松氏は衰亡し、戦国大名になりそこねた守護権力で、最後はどうなったのかよく解らない人々です。しかし残された資料を検討して、戦国時代への向かう時期、どのようなプロセスで、その権力が奪われていったのかというのは、逆説的に必要な事です。戦国大名という存在を検討する際の。ただ播磨は一国を支配する大名が遂に現れなかった地域なのですがね。
 それよりも著者の渡邊さん。大学職員とか学芸員とかされていると思っていたら『物書き』になっておられて・・・え?だって歴史関係の文章しかお書きになっていないのに文章書きだけで食べていけるの?自由が欲しいって、すごい覚悟だなぁ。
 研究されるとこがニッチでも発想が刺激的なので、注目の研究者の方です。今後とも頑張って欲しいですネ。