読んだもの続々

 もちっと溜まっているので、それについて。

 時代設定の定かでない、現代?・・・ではないよね、ン十年単位の未来・・・みたいなところで、ちょっとトリップ気味の女の子が主人公・・・かね?
 ぼんやりまったりな、ちょっと黄昏感漂う世界観を舞台に、ほっこりなエピソードというのが作者のスタイル・・・とアタクシはとらえているのですが、そんな感じです。今回も不思議でほっこりする話で、にへらとしてしまいましたよ。
追想五断章

追想五断章

 たぶん米澤穂信さんの作品は、次に読むのは何かが文庫化されるか、図書館で運よくめぐり合うかしないと読めないだろうなぁ、と思います。読んでいないのは今年に入ってから刊行されたものか、賞をとったものかなので、人気があるからなかなか借り出せないだろうなぁ、と。
 ここまで推理小説家の方の作品を買い集めたり読んだのは、森博嗣さん以来ですかね。しかし森さんの方は割と惰性というか、完結というからシリーズ全部読んでやるか、文庫化されていないならやめておくか、そんな感じでしたが、米澤さんの方は純粋に作品を気に入っています。
 推理ものとして、というより、それをギミックの一つとして扱い、切ない苦味のある物語が描かれているからかも知れません。森さんは逆に、トリックと登場人物の個性が面白く、ストーリーはあってもなくてもどちらでもいいって感じでしたから。
 この物語もそんな一冊。たぶん、しばらくたったら文庫本を手に入れてしまうだろうなぁ・・・本棚に空はないのになぁと思う次第。
 もう一冊ありますが、これは今日読破して、明日書きます。