ねんがんのれべっからいぶをみた

 生ぢゃないです。WOWOWで放映していたのを録画しておいたので、それを見ました。REBECCAに夢中だったのは中学から高校にかけてで、その頃勉強そっちのけで聞いていたせいなのか、放映された曲はメドレーに含まれた一曲を除いて全部解り、歌詞も七割から八割程度は覚えていて歌う事ができました。頭ぢゃなくて体・・・喉で覚えている?そんな感覚です。
 REBECCAの楽曲って月、星、彗星、雨、夕日、とどちらかというと天文とか気候とか、そういうものをモチーフにしている曲が多くて、もしかしたらそういうところが好きだったのかも知れません。同時期に売れてたボーイ(こっちはつづり知らない)はもっと生々しかったなぁ、歌詞が。
 ノッコさん、肺活量は衰えているけど声量はあるなぁ。また何年か後に復活ライブするのかな?して欲しいなぁ。
 そしてとってつけたように読んだもの。

源義経―後代の佳名を貽す者か

源義経―後代の佳名を貽す者か

 呆れるほど義経関係の本ってあるんですね。流石人気者・・・だが、人気者ほど史実がはっきりしない、資料に乏しいというのも事実で、小説のような話はいいやーっと敬遠していました。まぁこのシリーズは、よっぽど年配の研究者が担当しない限り、かなり一次資料に基づいて著述しているので読んでみようと。
 とはいえ義経の活動時期は数年。発給した文章もわずか、公家の日記にも出てきますが、主な資料は『吾妻鏡』と『平家物語』という編纂物と軍記物に頼らざる得ない。
 そこから浮かび上がってくるのは個人的な武勇を誇るというよりも、戦術家、戦略家であり常に先手をとろうとする機敏さ、機動力です。ところが政治の世界になるとどうも後手というか、結果論としてまったく源頼朝という人物を理解していなかったという・・・有能である事を示し続ければ続けるほど警戒される血縁位置にいる事を、まったく悟っていなかったようです。
 そういうところが、人気が出るとこなんでしょうね・・・はい。