今日もネタがないです

 とはいえ、話題はつくろうと思えばつくれるよ。歴史がらみですけどネ(あ
 昨夜は書かなかったけど、TRPGのシナリオをつくる予定がないので三国志ネタの小説を火曜の夜はちょろりと進めました。『官渡の戦い』に区切りがついたところです。しかし天下分け目の戦いと言いながら、この時点で曹操の優勢が確定した訳ではありません。敗北した後、河北各地の反乱に悩まされる袁紹ですが、それを鎮定してしまいます。曹操はその反乱につけこんで袁紹を攻撃できませんでした。どうも官渡の戦いで使い果たした力を回復できていない感じ。まぁかわりに汝南で独立していた劉備荊州におっぱらっていますけど。
 反乱を鎮定した後、袁紹は亡くなり、後を継いだ袁紹の長男袁譚と三男袁尚が相争う展開になりますが、二人の戦いにつけこんで曹操が攻撃しても、兄弟が協力すると負けてしまうのです。そこで南方に転身して二人を争わせ、袁譚が敗北するとこれと同盟を組み、一緒に袁尚を攻撃して、ようやく袁氏の本拠地を陥れる事ができた訳です。つまり官渡の戦い時点では決着はつかず、その後の袁氏の後継者争いに介入し漁夫の利を得た訳で、曹操陣営としては、やっとこさでした。その後も袁譚を滅ぼし、幽州に逃亡した袁尚を負い、異民族の戦い、公孫氏が袁尚とその兄の首を献上して決着がつきます。官渡の戦いから実に七年が経過しています。
 つまり官渡の戦いは劣勢だった曹操が五分に持ち込む戦いであり、その後も袁氏との抗争は長らく続き、その平定を持ってようやく曹操は他の群雄を圧倒する勢力となった訳で、天下分け目と言えるほど決定的な戦いではなかったという事です。とはいえ、だらだら七年の抗争の末、なんて解りづらいから官渡の戦いを『天下分け目』と評したくなるのは解る。結果的に重要なターニングポイントになったからですネ。
 書きながら自分なりの見解をまとめる結果になり、やはりこの小説は自分にとって一筋縄ではいかないようです。ふーむ・・・