メリー・クリスマスさん、いらっしゃらないんですか?

存在しないみたいです(あ
 まぁ、そんな小芝居は置いといて。自分に向けてのクリスマス・プレゼントのつもりでCDとかDVDとか色々買ったけど、その事はおいおい書くとして、昨日はデフォで赤葡萄酒を一本、映画を見ながら空けました。映画はあくまでハリウッド的な『オーシャン13』でしたが、面白かったですよ?ハリウッド的安定感。
 なので書くこともないので、いつもどおり読んだ本について(オイ
 

大砲とスタンプ(4) (モーニング KC)

大砲とスタンプ(4) (モーニング KC)

 ピンバッジは使いどころを思いつかなかったので、通常版を購入しました。まだお話に劇的変化はないです。相変わらずの縄張りと利権争いと、膠着した戦争状態。
 まぁ戦争ものの好きな部分って、劇的な戦況変化よりも日常化してしまった非日常の方が興味深かったりするので、この調子で行っていただきたいですが、残念なのは速水さんの本業が充実するのはいいけれど、同人活動が止まってしまった事。致し方ないけど・・・本業がんばって欲しいもんねぇ・・・ 著者の遠山美都男という方の説は私はとても好きなのですが、学界では異端視されているのか、公的立場は非常勤講師と、まるでマスター・キートンみたいだなぁと思ったりしたり。
 まぁ古代史は考古学的裏付けと文献資料の読み方にかかっているので、その読み方が他の人の納得を得られないと学説的に説得力がないのかも知れません。んが、この方の考え方が一番合理的だと思うのですがネ。それが右巻きの人には不都合なんですかネ。不都合かも知れないけれど、本当に天皇家の正当性を主張したければ、神話のベールの向こう側に廃棄物処分するんではなくて、ちゃんと調査すべきだと思いますがね。特に古墳なんか、順次調査すべきだと思いますがネ。ダメなんでしょうね。こういうのは宗教だから、信じる事で満足してしまうという・・・知的思考の停滞やな。
 今回目から鱗は、天武天皇の時代から神社の社殿が建てられるようになったということ。天武天皇は神様に格付けを行った最初の天皇ですが、これは「天照大神からの血統を受け継ぐ神の子孫の天皇だから、神々も統制できるノダ!!」という事みたいで、仏教の影響で社殿を建てて、神の住処を提供し、今まで実態のない、自然の中にいて荒ぶる時に姿を現す存在を、ある意味束縛、固定化したという・・・これによって天皇八百万の神を統率する立場になったという・・・考えてみれば、すんごい野心的な天皇ですナ。
 まぁ内乱で自らの野心を満たした男だとナ。そしてそういう考え方が天武天皇スキーには気に入らないのかも知れませんがネ。