あ、なーんも読み終えてない。

 同時進行で三冊読んでいますが、何一つ読み終わっていません。まぁ『アンの愛情』は連作ものという感じでアレですけど。『河原ノ者・非人・秀吉』というのはかなり太い本なので読み終わるのに結構時間がかかります。今のところ読み終わって感じたのは、賤民と言われる被差別民は三種類に分かれ、皮革加工を主に行い河原に住んでいた「河原ノ者」。寺社の雑用や下級神官をつとめたりする『非人』。芸能を行って糧を得る『声聞師』であって、戦前戦中に生まれた人が芸能人の事を『河原者』と呼んでいたのは間違いなんだなーっと。
 やはり人が多く集住するところに富が集まるので、乞食や非人という人々も富裕な参拝客が多い寺社近辺に住み、その雑用や警護を行う事で寺社の配下に入っていたようです。だからかね、以前は関西で被差別部落問題をよく聞きました。
 蔑視されながらも社会の構成員としての役割を担っていた事が解ります。そういえば警護とか刑罰とか、治安活動の実行は非人が担っていたはず。平安時代とか寺内町とかだと思うけど。
 さてもう一つは著者は足利尊氏高師直が好きだーっと公言しているのに書いた本は『南朝の真実』。まぁ平泉澄氏の南朝擁護が年配者を中心に、あるのでそれを払拭する為に書いたみたいで「南朝だって、いや南朝こそ内紛だらけなんだぜ」という。しかし平泉氏、あえてその著作や評伝を避けていましたが、この人、歴史家というよりも思想家ですね。たぶん面と向かって話していると頭をぶん殴りたくなる類の人だな。話の通じない、自分が嫌いな無礼な年上って感じがする。まぁ、どうでもいいですが。
 さて、たぶん今日明日には『艦これRPG』の続刊を買うんだろうなぁ。どうなっているのかワクテカですよ。