夏の課題図書

 という訳ではないですが、なんとなーく入手し、なんとなーく全巻購入したので(え)、またーりと通読中です。

魔女の宅急便 (角川文庫)

魔女の宅急便 (角川文庫)

 ジブリのアニメ化が一番有名ですが、実写化もされましたね。しかしうちの姪っこズにはあんまり受け良くなかったです。アレは高校卒業したぐらいの年齢の人が「ああ、そうだった」と思い返すような作品だからでしょうかね。
 原作にあたるこれは六巻完結で、児童文学という位置づけだからでしょうか、ほにゃんほにゃんとした読感です。角野さんの作品は、かつて妹が持っていた(今はどうかしらないけど)「私のママはしずかさん」という本を読んだ事があるぐらいでして、結構しっかりものの娘の視点から、ドジであわてんぼな、明るいお母さんの事を描いた作品でした。
 魔女宅も、意外にキキがハイティーンになっても思いつきの人で、浮き上がったり落ち込んだりの激しい人だなぁ、と読んでいて忙しい。原作とアニメの差はエピソードの違いで、一時間半で見せるつくりになっているのがアニメですかねぇ。まだ五巻の途中ですが、ジジはまだ喋っています。キキはとんぼさんの事をかなり早い時期から意識していますし、お母さんのくすりも覚えました。
 最後は双子のお母さんになっているようです。どういうオチがつくんだろう。にやにやしながら読んでいます。にやにや。