二十四年ぶり
考えてみるとこの映画、それぐらい前なのねぇん。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: Blu-ray
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自分が映画館のバイトをしていた時に、休憩時間とかを利用して部分部分見て、それで全体像を理解していたつもりだったので、ところどころ覚えのない映像があったりしたり。
しかし考えてみると酷い話ですヨ。薬物中毒気味の不良少女が薬屋さんに押し入り銃撃騒ぎで仲間は全員射殺。仲間の父親だった薬屋店主も死亡。警官も二人ほど死んだところを、薬切れ放心状態の、仲間を皆殺しにされたニキータが、転がっていた拳銃をつかって、気遣って近寄ってきた警官の頭をふっとばす。
無期懲役刑を受けた後、騒いだ為か薬殺処置?
かと思ったら、君は死んだことになっている。政府の工作員になれ。断ったら墓場行き・・・酷いよネ。
工作員になった後も、自由にやれと言いながら予告なしに仕事の電話。最初は単なる運び屋。次は狙撃。最後は諜報の立案者になるよう命令。ところが仕事の最中に方針転換されて、半年かけて立案した単なる情報収集の計画が暗殺、抹殺を伴うものに。
計画を立てた仲間は死ぬわ、闖入者の暗殺者も死ぬわ・・・調べて全てを知っていた婚約者に別れを告げて逃亡生活。婚約者は指導官をなじるように見る。それでも指導官も彼なりに彼女を愛していた。
・・・これは・・・ハリウッド的単純明快にしてしまうと持ち味が死んでしまうと思う映画でした。当時もそう思ったので、ハリウッド版は見ていません。
映像を二十四年ぶりに見て、携帯電話がない、PCのディスプレイがブラウン管式、そんなところ以外はあんまり違和感がないなーっと思いました。二十四年の技術はだいたいそこのところに凝縮されているのかなーっと思ったりしたり。
じんわりくる映画でした。