お隣の国

 集団的自衛権の問題で色々話題がありますけど、韓国という国は日本がやる事には条件反射的に何でも反対する国なんだなー、という事がなんとなーく理解できました。いや、以前に立ち読みした在韓ジャーナリストの方の著作から、韓国の『インテリゲンツァ』は現実ではなく願望を口にすると知りましたが、ここまで現実が見えていないのか?と思ったのです。
 まぁネットの掲示板ネタだから何処まで本当なのか、その辺が怪しいのですが。
 日韓の外交筋の会談中、日本側がこのままでは日本は朝鮮半島有事に際して、韓国側に協力できないと指摘。理解していない韓国側に対し「在日米軍も支援できないかも知れないんだよ?」と指摘して、ようやく愕然としたそうです。
 韓国側ネット書き込みの方たちは『日本が米軍の動向まで左右できると思っているのか』『傲慢だ』『米軍を傭兵と考えているのか』と憤っているのですが、そうぢゃないんですネ。
 在日米軍基地は日米地位協定によって、日本政府と事前に協議、通告した上で有事に使用されるという存在。今までは日本国外で命令を受理した部隊が基地を経由して紛争地に向かうという手法で乗り切ってきたのですが、朝鮮半島での有事となったらそうはいかない。
 また六十年前の朝鮮戦争当時は米軍が制海権を握っていましたが、現在は中国海軍も増強され、圧倒的な存在とは言えない。
 同じような状況の台湾海峡はグアム米軍基地に近い為、問題は少ないですが、韓国の場合、空軍海軍の基地は日本にあります。米軍の意向に日本が異を唱えるという事は、ほとんどありえないのですが、万が一使用拒否となった場合、決定的な瞬間に間に合わない可能性がある訳です。
 その事に今更気づいて愕然としている訳ですよ。
 もし集団的自衛権を日本が持って、現時点で一番利益を得るのは韓国である筈です。もっとも近い『友好国』であり陸軍主体の韓国に対して優勢な海軍力を保持している訳ですから、韓国が不得意な部分を補完してもらえる存在です。兵站基地としても機能するし、朝鮮戦争では実際、そのように機能しました。機雷掃討とかに旧日本海軍の人員が使われていますしネ。
 逆に集団的自衛権をもたれたら困るのが中国です。尖閣諸島の件はもちろんのこと、台湾海峡南シナ海有事の米軍拠点、策源地になる訳ですから、交戦地域が単純に増える訳です。
 韓国の反日キャンペーンの後ろ側に中国がいる事は指摘されている事ですけれども、韓国が北朝鮮と平和的に統合するつもりならともかく(凄惨な政治的混乱は絶対さけられないでしょうが)、現体制を維持するならば日本との友好を重視しなければ立ち行かない訳ですが、その事を理解せずに反日キャンペーンを繰り返しているのが、現在の韓国指導部でありマスコミである訳ですネ。
 まぁ所詮人様の国の事ですから、こちらがどうこういう事はないですけどネ。
 それにネット情報だから、どこまで本当か解らないしナ。