実は姪っこズ来襲してました

 昨日去りましたがナ。
 以前は四六時中お相手をしなければならなかったのですが、最近はDSで遊ぶようになったみたいで、放置状態でも問題なくなりました。まぁ土曜日はまったく外出しなかったようなので、その日ぐらいはお相手すべきでしたが、レーヴァテインさんに行っていたからな、オイラ。
 しかし、女の子は、装うとガラっと変わりますネ。いやはや、凄いもんだネ。
 それはさておき、読んだモノ。

上杉憲顕 中世武士選書13

上杉憲顕 中世武士選書13

 南北朝期に活躍した、関東管領上杉氏の祖というべき人物です。上杉氏というもの自体が没落した藤原氏系の貴族でして、足利氏に仕えるようになった頃には、どちらかというと文筆、儀礼的な部分で足利氏に仕える存在になっていました。苗字の地である上杉もかなり小さな集落に過ぎず、零細豪族というのに相応しい。いや地主程度かしらん。
 足利氏の儀礼を担う為に女房として送り込んだ自家の娘が足利当主のお手つきになり、家時、その孫の尊氏直義兄弟を生んだ事が立身出世の足がかり。しかし外戚という存在ではなくあくまでも足利氏に仕える家人という立場のようでした。
 しかし南北朝期に対立する足利氏の執事を代々務めた高氏とも違い、まったくべったりと仕えていた訳でもなかったようで、その辺りが何度も没落しながら寝業師のように生き延び、復権関東管領という立場を最終的に確保したという事でしょうか。
 まぁ関東管領という存在自体、室町将軍のひも付き、鎌倉公方のお目付けという感じなんで、また複雑な立場なんですけどネ。