沈丁花は香っています

 うちの庭は南側に宅地があって日が差さないので、東側と西側から日が差すのですが、そのせいなのかどうなのか、よそ様の沈丁花が満開になっても三分の二咲みたいな感じになっています。
 まぁ鼻水の洪水に溺れる毎日ですので、あんまり香りを感じる時はないのですが。はい。
 それとはぜんぜん関係ありませんが、読んだもの。

伊達政宗の戦闘部隊 ~戦う百姓たちの合戦史 (歴史新書)

伊達政宗の戦闘部隊 ~戦う百姓たちの合戦史 (歴史新書)

 先日読んだ『戦国の軍隊』とは逆に、農民を雑兵として取り立てていて、農繁期には合戦を避けている、という説に従っての本です。
 他にも小さな城でも領民を守る為に収容した、とも言っています。
 これはあれですね。明確な証拠がない事なので、読んだり城跡を見たりした人の主観によって異なった判断になるのかも知れませんし、東北地方は関東以西よりものんびりしていて、農繁期の合戦を避ける事ができたのかも知れません。
 ただ『戦国の軍隊』の著者が割と戦略レベルの合戦評価をしているのに対し、この本の著者は局地的な戦術レベルの評価に留まっているところが気になります。
 個人的な感想からすると説得力は『戦国の軍隊』の方があるように思えますネ。
 しかし、この本の著者もそうですが城郭研究家の方が戦国時代の軍事に対して研究している場合が多いようです。このあたりを改善して、もっと多用な研究者や意見が出れば、面白い事になるのになぁ。今後に期待なのかな?と思ったりしたりネ。