『ガッデム』ほーえばー

 まだ全部を読み終えていないのですが、考えてみれば自分が久しぶりに買っていたリプレイシリーズだったので。

 自分は基本的にはTRPGリプレイというのを避けております。基本的にTRPGというものは、その場のノリ、空気を楽しむ部分が大きく、ライブセッションのようなものなのだから、出版社の都合で編集されたものは、台本どおりに仕組まれたナニかであり、TRPGセッションとは異なるデキ試合みたいなモノだと感じていたからです。
 それが作品として完成されたものならば、まぁいいんでしょうけど、TRPGはライブであると感じている自分からすると、違うものだと理解していたからです。
 このfromUSAシリーズは、アメリカのTRPG文化で育ったマスターが日本人のプレイヤーと遊び、そのカルチャーギャップが感じられるというので読んでいました。まぁ時とともに馴染んでしまったので、もうカルチャーギャップなんてものはナニも感じなくなってしまいましたがネ。
 ただ、参加しているプレイヤーがある意味プロであり、セッションを楽しみ、尚且つ商品として成り立たせる技に長けている事は参考になりました。・・・こんなプレイヤーが当たり前にいると思われると困るぜよ、はい。
 まだ最終話を読了していないのですが、よんでいる間は感じなかったのですけれども、最後の座談会でやはり編集サイドから色々とキャラ立ちやシナリオ展開について、色々と茶々・・・いや、注文が入っていると知って少ししらけましたが、まぁマスターが知人に今後のキャンペーン展開を相談していると解せばいいのかなぁ・・・まぁ仲間内で楽しむのではなく『商品』として売るモノですからネ・・・うーむ・・・
 やっぱりリプレイはちょっとアレだなぁ。