見たり読んだり
艦これやっているせいか、太平洋戦争ものの映画を二本見ました。まずはコレ。
トラ・トラ・トラ!(ニュー・デジタル・リマスター版) [Blu-ray]
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日本側に出演の俳優さんは結構見た事がある方が出ているなぁ、と。それから悪いんは、強硬派の東郷英機とか優柔不断な近衛文麿なんやー、みたいな視点が印象的。
アメリカ側は出演者で見覚えのある人はいなかったかなー。こちらは諜報戦で勝りながら、その情報処理を誤り結果的に壊滅的な損害を受けた、という視点。
物凄くハリウッド的でないので却って好感が持てる作品ですネ。だいたいの出演者が苦悩している。
戦闘シーンは特撮としては大変レベルが高い。CGなくても迫力がありました。さすがハリウッドですネー。
しかし、今の映画制作環境では恐らくつくれない映画だろうなぁ、とも思いました。この作品自体、日本側だけでも結構二転三転していたようですし、興行的にも難しいのではないかなぁ。
作品としては大変良心的だな、と思いました。
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『バンザイ攻撃』は、一体どこの日露戦争だ?と思うほど前近代的で、アメリカ側に二千の損害を出すも日本側は四千死んで負けたのもさもありなんって感じ。
アメリカ側は将校の手際に舌を巻きますが、本人たちは必死に生き延びただけ、という意識。
最後のシーンで主人公にシンパシーを感じていたアメリカ軍将校が褒め称えるのを聞いて、彼はこういいます。「自分はこの島に来て、何一つ褒められる事はしていません」
軍人の役割は戦争に勝つか、民間人を守る事であるにも関わらず、彼はそれをまっとうできなかった。その台詞が全てであり、その台詞の為に描かれた映画なんだろうと思いましたよ。
そして、まったく関係ない本。
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この後、中国では長期の動乱期は発生していないので最後の動乱期と言われるのですが、三国時代や五胡十六国時代のように覇を争うというよりも、全国制覇するには力の足らない中原王朝と、全国制覇するほどじゃないけど経済的に発展してきた周辺地域が両立した過渡期みたいな時期でして、中原と対立するよりも形式的に服従して実際は自治していたり、マジで中央と対立したりしていたようです。
この辺りはあっさりと終わっちゃう時代なんですが、専門的に研究されている人がいるのはとても嬉しい事ですネ。